PR
スポンサーリンク

それは謙虚ではなくカマトトです

オススメ大嶋本
スポンサーリンク

「お金がない!」と発作を起こしてしまそうになった時に、不快な人を思い浮かべてみる。
すると、母親が浮かんできたんです。

なんで母親なのかな?と探ってみると、20代の頃に家出していつもお金に困っていた時に「お金が足りない!」と母親にお金をもらうのがものすごく怖かったことを思い出しました。
母親に「お金を貸してください」と言うのが怖すぎて、絶対自分でなんとかしようと必死で働いていました。
それでギリギリやりくりはできていたのですが、稼いでいるはずなのに常に「お金がない!」というものすごい不安があって、夜になると眠れなくなっていたんです。

これは【お金に振り回されない生き方】で紹介されている嫉妬を止める方法の1つです。

created by Rinker
¥1,650 (2025/11/06 06:41:57時点 楽天市場調べ-詳細)

改訂される前は【「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法】というタイトルでした。

created by Rinker
¥1,100 (2025/11/6 19:41:07時点 Amazon調べ-詳細)

自分が嫉妬していることを認めて発作を止める方法として、「お金がない!」と思った時に不快な人を思い浮かべてみる。

自分が嫉妬しているのか、他人に嫉妬されているのか、どっちか分からないけれど「お金がない!」という不快感を感じた時に、心の目で見てみると誰が浮かんでくるか?

もし私が母親に嫉妬していたとしたら、母親のお金を食いつぶすことで母親を破壊しようとしていたんだろうか。
もし母親が私に嫉妬していたとしたら、私が稼げないことで母親に頼らせて「みっともないダメ人間」として私を破壊しようとしていたのか。

なぜなのか詳しく分析せずとも、なんとなく「ああ、母親か…」と腑に落ちる。
そして、「自分のほうが優れている」と思ってみる。

私がこの本をはじめて読んだ時にショックを受けたのが、「謙虚でいるつもりが人を見下していた」ということです。
たしかに、「文句も言わず、こんなに私は謙虚に努力しているのになんで!」という怒りが心の奥底で渦巻いていました。
この謙虚さを捨てるのは、かなり怖かったです。

私の無意識は、私の貯金が尽きて家賃を払えなくなりそうになった時に「両親にお金をもらえ!」と言いました。
意識では「今住んでいるマンションを引き払う」と考えていたので、「親にお金を借りるなんて、親の支配の元に戻ることなんじゃないのか!」と無意識の声を疑いました。
(お金の貸し借りで上下関係ができてしまいますし…)

「心よ!なんでお金をもらうの?支配じゃないの?」と聞くと、「慰謝料150万円」と言うんです。
つまり、私が親から受けた精神的苦痛や親のせいで稼ぐチャンスを逃してしまったことに対する金額が150万円らしいんです。

そこで考えてみました。
「親にお金を借りない!」ということで謙虚になっていた私は、「お金がない!」という発作でどんどん使っちゃいけないお金を使って貯金を食い潰してしまった。
「こんなに節約して、仕事も稼げるように健気に努力しているのにどうして認めてもらえないの!」とストレスからお金をバカバカ使ってしまうのが止められない。
お金=愛の象徴なので、思うように稼げない私は世間から見放されたような感じがして、孤独感からますます嫉妬の発作がひどくなる。

この時に同時に出てきていたのが、「私がお金を稼いでしまうと、母親の元から離れてしまう」という母親の寂しさだった。
それで、私は稼げて貯金もあったのに、どんどん自ら破壊してしまっていったのです。

自分の深淵は相手の深淵であり、相手の深淵もまた自分の深淵である。
私と母親はお互いに嫉妬の発作で潰し合っていたのだろう。

母親は母親で、「子どものために」謙虚にやせ我慢をしてかっこつけていた。
私も「いい子」になって母親を喜ばせたいと思って、辛いのに我慢をしてかっこつけていた。

そんな時に、「いい子じゃなくなるって、どんな自分になることだろう?」と考えてみた。
母親を喜ばすことをやめてみる。
それが自分の人生を生きることなのかなあ?と。

でも、どうすればいいのか分からなかった。
気づけば、母親が好きなものが私の好きなものだった。
植物も、陶器も、小説も、人の好みも、考え方も。

そんな時に、ふと気づいたんです。
「いい子」にならない、母親を喜ばさないって、いちいち母親になんでもかんでも報告しないことなんだ!って。

それまで母親が支配者だと分かりながら、うれしいことがあったら真っ先に母親に伝えていました。
なんでもかんでも伝えてきた負の遺産がたくさんあって、知らぬ間に母親にストーカー並にいろいろと知られていたんです。

「母親に言わずに秘密にしておく!」というのが、私の中で一番の親不孝でした。
成功しても、言わない。

ちなみに上で「辛いのを我慢して」と書いていますが、この場合は家族以外の外の世界で「いい子」を演じていることを「我慢している」と言っています。
外で我慢している分、母親にその日あった嫌なことを逐一報告していました。

母親も最初は「それは嫌やなあ」みたいに共感してくれるのですが、それが毎日続くと「いい加減にして」といった態度になって、私はガーン!とショックを受けていました。
やっぱりこの世で私の苦しみをわかってくれる人は誰もいないんだ…、と絶望して泣き明かします。

そこで、外で「いい子」を演じて我慢することをやめてみたんです。
外で言いたいことを言って「悪者」になると、だんだんストレスが溜まらなくなっていきました。

それまでニコニコしながら、内面は怒りや憎しみで渦巻いた。
だから自分は人よりも醜い存在で、こんな内面を知られたら誰にも愛されないと思って、必死に自分のドロドロを隠してきたんです。
その代わりに母親に汚物を流し込むように、今日あった嫌なことや嫌いな人の話を延々としていました。

しかし、母親が嫌そうな態度をして自分の中で不快感が増すばかりだったので、「不快なことはやめる!」と思ってやめてみたのです。
誰にも自分の不快感を曝け出せなくなった時に、ついに母親ではなく当事者に「私は怒っている!」ということを伝えるようになりました。

すると、あれだけ外に怒りを出すのはみっともない!と思って謙虚に振る舞っていた私が横柄になってきて、「文句あるんですか!何か!?」みたいな態度を取れるようになってきた。
そうなると、凪になる時間が増えてきたんです。
「あとで母親に聞いてもらう」ではなく、直接本人に言うことで怒りを溜めなくなりました。

人に悩みを聞いてもらいたい時って、相手に対して「私のこんな話を聞くの嫌だろうな…」という葛藤があるじゃないですか。
「もし私の話に共感してもらえなかったら…」と不安になって、それでも意を決して打ち明けた時に適当にあしらわれた時のあの怒りや惨めさ。
その負の感情の悪循環がなくなるって、こんなに楽なのか!と驚きました。

人前で怒るとか、人とは違う意見を持って主張することに大きな恐れを感じていた私の大きな一歩でした。
「あれ?ちゃんと言葉にしたら、伝わるんだ!」と。

どれだけのことを謙虚ぶって勝手に落ち込んだり怒ったりしてきたのか…。
破壊してきたものは数知れないけれど、ストレスフリーに生きることで今はちゃんと自分に合う人間関係を築けていますし、発作に飲み込まれないようになりました。

きっと、ずっと弱者を演じてきたんです。
母親を必要としない自分は、強者となってしまいます。
嫌なことがあった時に誰にも相談せずに自分で消化できてしまうと、強者になってしまう。
だから、弱者ぶって「辛いんです~」とやってたのですが、不快を感じた時に「自分のほうが優れている!」と思ってみると、相談する必要性を感じなくなってしまうんです。
カマトトぶってたんかい!ってことです。

今、もし自分の心の思うままに生きて「怒りが止まらない!」「なんでいっつも人間関係で嫌な思いばかりするの!」と感じてらっしゃる方がいるのであれば、それだけ自分を押し殺して誰かのために献上してサバイバルして生きてこられたからだと思います。
そのしがらみから解放されるのは、なかなかハードなことなのかもしれません。
あれもこれも切って、まだ出てくるのか!と呆れてくるかもしれません。

けれど諦めず、辛くなったら一回休んだりして自分のペースで「心地よい」を追求していった時に、ちゃんと謙虚にならなくてもリスペクトし合える仲間に出会えます。

1つは、相手も私と同じ苦しみを持っているからそんな態度をするのかもしれないということ。
もう1つは、自分の不快感に正直になること。

不快を感じたら即距離を取ること。
謙虚だった時の私は、不快を感じても「こんなこと言ったら失礼だ」と思って我慢して耐えてきました。

ストレスは、発作の大敵です。
一気にストレスを0にするのは大変ですが、自由を目指して1つずつ不快と謙虚をやめていった時に、真のお金持ちの世界が広がっているかもしれません。

ムリして身体を壊して働くお金持ちではなく。
イライラして周囲に当たり散らしながら稼ぐお金持ちでもなく。
みんなで楽しく豊かになっていくお金持ちへ!

 

ーーー

次の日曜日はこのお金の本の無料読書会です!
ぜひ大嶋メソッド×お金について語り合いましょう。
ご参加、お待ちしております!

【改訂版感謝!無料読書会】『お金に振り回されない生き方』
いつの間にかしれっと発売していた大嶋信頼先生の【お金に振り回れない生き方】 こちら、2018年に発売された【「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法】の改訂版となるそうです! 私は何度か初版を読んでいますが、内容が現在の大嶋メソッド風に改訂さ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました