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完璧主義さんや長年片づけ出来なくて困っている人必見!『片づけられない自分がいますぐ変わる本』

オススメ大嶋本
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本日は大嶋信頼先生の『片づけられない自分がいますぐ変わる本』をご紹介してます。

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はじめに

私も相当片づけられない“汚部屋の住人”でした

私も、長年片づけられない人でした。
子供の頃は母親にしょっちゅう「片づけなさい!」と言われ続け、高校や専門学校生の頃、そして大阪で一人暮らしをしていた7年間はいわゆる“汚部屋”状態でした。

床には紙類が散乱していて足の踏み場がなく、立派なタンスがあるのに服はタンスに仕舞わずに床に直置き…。

定期的に母親が私の部屋に入って掃除をしますが、当時の私にとっては他人から見て「どこに物が置いてあるのか分からない!」という散乱した状態であっても、「私にとってはそこが定位置だから物を動かさないで!」という状態でした。
(このように部屋が散乱していた方が物の位置が把握できている人の例も本書では紹介されています)

そんな私が片づけられるようになったのは実はこの本のおかげではなく(笑)、FAP療法でトラウマを取っていったからだと思うのですが、それでも物が多い部屋に住んでいる私にとってはこの本を読んで「あ!まだまだ片づけていない物がたくさんあった!」と目からウロコが落ちた本でした。

どうして物を捨てられないのか?
そこも「物には記憶が条件づけられているから」「記憶力に自信がないから捨てられない」など、さまざまな一風変わったアプローチで『片づけ』に関して解説されています。

今まで片づけ本を読んでもちっとも片づけられなかった人には、特にオススメしたい一冊です!

・どんな片づけ本を読んでもノウハウを学んでも、片づけられなかった人
・物がどんどん増えて、捨てられない人
・そもそも片づける気力がない人
・何から手をつけていいのか優先順位が分からない人
・人生で片づけに長年頭を悩ませてきた人
そんな人はぜひ手に取って読んでみてください!
では、特に私の心に響いたフレーズとともに本の内容をご紹介していきたいと思います。

心に響いた『片づけ』に関するフレーズ

何から片づけて良いのか優先順位が分からないのはなぜ?

部屋が片付かないのは脳のバランスに問題があった(p20)

脳には右脳と左脳があり、右脳は動作性知能といい空間認識能力を司ります。
左脳は言語性知能であり、分析した物事を理解したりする機能があります。

この2つのバランスが崩れてしまって、右脳の働きが悪いと“優先順位が決められない!”となってしまいます。

そうすると右脳では「捨てた方が良いんだけどなあ…」と感覚的に分かっているのに、左脳で考え過ぎてしまっている状態だと「いや、何かに使うかもしれないし!」と判断してしまいます。

さらに優先順位が決められないということは、「この本まだ読んでないから、中身を読んでから捨てるかどうか決めよう」と思ってちょっとだけ中身を見るつもりが、知らぬ間に「あれ?片づけをしようとしていたはずなのに、読書をしてしまっていた!」ということになってしまいます。
脳が「今やるべきこと」ではなく、「目の前のことに夢中になっちゃう!」という状態になって、一向に片づけが進みません。

あとは買い物に行った時に、「買うはずじゃなったものまで、ついつい買ってしまう!」という人も、もしかしたら右脳と左脳のバランスが崩れているのかもしれませんね。
脳が勝手に「全部これは要るもの!」と判断してしまって、全く捨てられないし物が増えていく一方になってしまいます。

片づけるなら完璧に片づける!と思いながら、一切片づけが進まない人

何もしない完璧主義者(p30)

まさに「私のことだ!」と思いました。
「やったら自分はすごいんだ!」「完璧に掃除が出来るんだ!」と思っているのに、部屋の中を見渡すと物が散乱してぐちゃぐちゃなまま。

何一つ片づけられていないのに、「いや、私が本気を出したらすごいんだから」みたいなふうに思っているところがありました。
そう思って数年経っていたんですけどね…。

完璧主義者は嫉妬を受けやすい(p32)

この本のもうひとつのテーマは実は「嫉妬」なんです。

人同士は実は“脳内ネットワーク”でつながっており、片づけできないのは誰かが自分に嫉妬しているからいつまでたっても片づけできない汚い部屋に住むことになっているのかも?というお話です。

特に「片づけるのってめんどうくさいなあ」というように、“めんどうくさい”という単語が自分の中で浮かんできた時は嫉妬されている可能性が高いです。

目には見えない脳内ネットワークで嫉妬の電流が飛んできて感電してしまっているから、片付けようと思っても体が固まって動けないのかもしれません。
(にわかに信じがたい話かもしれませんが、大真面目です)

部屋が散らかっていると、常に緊張状態なので肝心な時に力が出ない

自分へのダメ出しが渦巻いていると、頭の中は「いつも緊張のホルモンを自家発電している」と言う状態になります。(p36)

散らかっている部屋を眺めていると無意識にでも「いついつまでに片づけなきゃなあ…」とか「こんな汚い部屋に住んでいる自分はダメ人間」「だから早く片づけなきゃ!」というふうに、常に自分を奮い立たせているというか緊張している戦闘モードになっていたりします。

人はストレスを感じた時に「戦うor逃げる」と瞬時に緊張して筋肉を動かす体の作りになっているのですが、それが常日頃から緊張状態でいると肝心な時に力が入らずへなへな~と逆に力が出なくなってしまいます。

だから片づけでなくても、人間は適切に休憩を取って脳や体を休める必要性があります。
適切に休めることで、脳も体もベストなパフォーマンスを発揮できるでしょう。

孤独な人は片付けが苦手?(p39)

嫉妬の発作と同じで、「誰にも分かってもらえない」とか「誰からも理解されない」という孤独がビビビッ!と脳に電流を流してくると、「片づけしようとしても思うように体が動かない!」となってしまいます。

これは“学習性無力症”と関係があって、親に何度も何度も「だからあなたはダメなんだ!」とダメ出しやストレスを与えられ続けられることで、「どうぜ自分が片づけをしたところ何も変わらない」と、何もまだやっていないのにものすごい疲れを感じてしまったりします。

そう、「片づけなきゃ!」と思うだけでどっと疲れてしまう人は、もしかしたら孤独で無気力、やる気が出なくなってしまっているのかもしれません。

嫉妬と同じで孤独も脳の中に過剰に流れている電流を抑えることで、適切に行動できるようになるかもしれません。

片づけが全くできないのは、心の傷があるからかも

片づけは記憶を整理すること(p48)

物には記憶が条件づけられているので、「物を捨てよう!」と思っていても捨てられない物がある時。
もしかしたら物によってはそれは、自分が見たくない・触れたくない過去が紐づけられているのかもしれません。

心の傷がある個所は、たとえ自分が覚えていなくても無意識にその傷口に触ろうとしないように避けていたりします。
なぜなら、傷口に触ると痛いから。

だから、その「物」に触ると痛いからいつまで経っても触れずに、そこにあるのかもしれません。

そんな場合は無理して捨てなくても大丈夫です。

「あ、そこに心の傷(トラウマ)があるのかもしれない」と気づいてあげて、そして片づけ出来ない自分を責めずに「よくやってきたね」と労わってあげると良いかもしれません。

自分を責めても片づけは捗らないという真実

自分を責めなくなると片づけもできるようになる(p54)

これは本当にそうで、毎日毎日「今日こそ片づけをしなきゃ!」「明日こそ片づけをする!」と思って過ごしている時こそ、どんどん片づけできない自分になっていっていました。

片づけは気合でするものでもないし、自分を責めて奮い立たせたからと言ってできるものでもないようです。

上手く“無意識を活用する”のが一番片づけが手っ取り早いし、楽ちんです!
そうです、「無意識の自動運転」で無意識に任せちゃうと、今までがんばってやろう!やろう…と思っていたことも簡単に片づけちゃえたりします。

そして、自分を責めちゃう人の特徴に『強迫性パーソナリティ』の特徴がある人もいるかもしれません。
いわゆる「完璧主義」な人です。

・人に任せることができない
・頑固で妥協ができない
・価値のないガラクタでも捨てることができない
上記のような特徴があれば、もしかしたら強迫性パーソナリティの特徴的な遺伝子のスイッチがオンになっている可能性があります。
その遺伝子を「スイッチオフ!」すると、自分へのダメ出しがなくなって片づけができるようになるかもしれません。
特徴的な遺伝子をスイッチオフにしてダメ出しをなくす方法は、ぜひ本書で確認してみてください!
ダメ出ししてもやる気は起きない(p58)
本当にこれは「真理!」だと思いましたね。
これはまた別の本で読んだのですが、自分を責めたり自分にダメ出しをするのって虐待と同じなんですよね。
自分をいじめてるんです。
自分の大切な人を一人想像してみてください。
あなたはその人に過剰にダメ出しをしたり、その人を責めたりすると、相手はどんな気持ちになると想像できますか?なぜか人って不思議なもので、人にはダメ出ししたり責めてはダメだけど、自分にはダメ出ししたり責めても良いと思ってしまっている節があるんですね。
だから、もっともっと自分を褒めてあげてください。
ダメ出ししても、自分も他人も成長しないんです。本当は。
中にはそれをバネにして「何クソ!」と成長していける人もいるかもしれませんが、ダメ出しや自分責めをしても片づけをやってこれなかった方は、もう自分へのダメ出しをやめてしまっても良いかもしれません。
そこで私は、自分にダメ出しをしそう、と思った時に「ダメ出しはしない!」と意識してみました。(p60)

あなたは記憶に自信がありますか?

私は昔こそは記憶力に自信がありましたが、今は何でもスクショしますしメモ魔です。

ものを捨てることは記憶の整理になる(p66)

ものには記憶が詰まっているから、それを捨ててしまうと「記憶が失われてしまう!」という恐怖があったり、捨てる=記憶を捨てるということで「ものを捨てるとなんだか自分が自分でなくなっちゃう気がする!」という感じがして、怖くて捨てられないという症状がきっと私にはあったのでしょう。

だから物を溜め込んでしまって、不要なものであふれかえる部屋になってしまっていました。

記憶は劣化し、美化される(p66)

記憶というのは、いつか色褪せて美しく輝いていくものです。

しかし、メモを長年残していたり物を捨てないことによって、「不快な感情まで手放せない!」となってしまっているかもしれません。

記憶や感情というのは、時間の経過とともに薄れていき、そしてやがて凪になっていきます。

だけどいつまでもその当時の感情でいるということは、「今」を生きれておらずに、その当時に苦しみや怒りを持ったまま生活してしまっているということになっているのかもしれません。

人の気持ちを考えるのは“自己犠牲”

この本の中には“自己犠牲”という言葉は出てきませんが、しかし通じるところはあると思っています。

他人ではなく自分に目を向ける(p75)

私がこの本の中で一番好きな言葉は、「自分が嫉妬することをする」という言葉です。

誰のために自分はダメ出しをしてまで片づけをしようとしているのか?
なぜ、きれいな部屋に住んでない自分はダメ人間だと思うのか?

ちゃんと掃除をしなければ!と思う背景には、「親に叱られたから」とか「恋人にだらしない」と言われたからなどがあるかもしれません。

だけど脳のネットワークをオフにして「自分に注目」して、「自分が嫉妬するような自分」を目指と思った時に、何だか楽しくなってきます。

「誰かに怒られたくないから」と人の目を気にしている時は全然動けなかったのに、「自分が嫉妬するのはどんなことかな?」と思って動くと、どんどん理想の自分に近づいていけます。

自分が嫉妬するような自分は、「平均よりも上」の自分かもしれない

「平均よりも上」を見つけ劣等感を捨てる(p86)

またまたこの本には“優劣の錯覚”という言葉は出てきませんが、しかし脳のネットワークで誰かと繋がった時に2:6:2の法則で人のストレスを垂れ流される役割を負ってしまっているのかもしれません。

健康な人は「自分は平均よりも20%ほど上である」という優劣の錯覚を持っています。
つまり、「自分は平均より上の能力を持っている!」と思っている人の脳に繋がると、自動的に「じゃあ、自分は下だ…」という立ち位置になってしまいます。

なので、『平均よりも上』の自分の脳に繋がり、失敗した未来のカードは伏せて「成功した未来の自分」のカードだけにアクセスすることで、自由に自分の思った通りに行動していけるのかもしれません。

左脳を使えば使うほどやることリストが増えていく

言語性知能が高ければ高いほど「ジグソーパズルのピースが細かくてたくさんある」という状態。
かたら動作性知能が高ければ高いほど「視力がよくてよく見える」という状態、となります。(p105)

言語性知能、つまり左脳で「やらなきゃ、やらなきゃ」と考えれば考えるほど、脳の中のパズルのピースはどんどん細かくなっていって収集がつかなくなってしまいます。

そこで一旦「片づけなければをやめる」というのが大嶋流メソッド。
頭の中にあふれ返っている「やることリスト」を一度オフにしちゃいます。

ここで、エリクソン少年の例が出てきています。

ある時、牛をトラックに入れようと何人もの大人たちががんばって牛たちを押していましたが、牛は一向にトラックに入ってくれません。
するとエリクソン少年が「僕だったら簡単に入れられるよ」と言って、大人たちが押して入れようとしていた牛たちを思いっきり後ろに引っ張ったんです。
そして、パッと牛たちを引っ張っていた手を離した瞬間、ドドドドド…と牛はトラックに突進していきます。

押してダメなら引いてみろ、じゃないですが、自分に逆の暗示を掛けてみるんです。
そうすると不思議と今まで「前に進まなきゃ!」「片づけなきゃ!」と言いながら進まなかった歩みが、後ろに一旦引いてみることでスッと動けるようになるのかもしれません。

 

恒常性が片づけの邪魔をする?(p110)

人間には“真ん中に戻す”という「恒常性」の機能が備わっています。

分かりやすい例が、お酒を飲んでハイになった次の日に二日酔いでドーンと気分が落ちちゃうような感じです。
上がれば下がります。
そして、下がれば上げて真ん中を保つという、人間には素晴らしい機能が備わっています。

しかし、時としてこれは厄介な事態を引き起こします。
たとえば片づけの時に、「片づけなければ!」と緊張を高く持って挑もうとすると、その逆の「片づけられない~」とへなへなになって力が出ない自分になってします。
これは上手いこと「恒常性」が働いて、体の機能を「真ん中に戻そう!」としてくれてるんですね。

なので気合いを入れて片づけをすると、その逆の「片づけられない~」が起こってしまうので、片付けはほどほどの緊張感で淡々とするのが大嶋流メソッドです。

朝いちばんに無意識を起動して楽ちんに過ごす呪文

寝起きに「無意識の今日一日のスケジュール」と思うだけでOK(P113)

これは私も毎朝使っている呪文なのですが、本当にオススメです!

なかなかベッドから起き上がれない時に無理に頑張って起きようとするよりも、ただ心の中で一言「無意識の今日一日のスケジュール」とつぶやくだけで良いんです。

これだけでベッドの中でダラダラしていてもなぜか自然と「あ、そろそろ起きようかな」と体が動きます。

片づけができないのは意志が弱いからではなく、無意識を上手く使えていないから。
いくら「意志を強く持とう!」と自分を奮い立たせても、そこには緊張感とダメ出しばかりで自分が望むように行動できるどころか、逆の行動をしてしまいがちになります。
(恒常性で、頑張らない自分に戻ってバランスを取ろうとしちゃうんですね)

なので、「自分でなんとかしよう!」と思わずに、「無意識さんなら、まあ何か上手いことやってくれるかな~」と無意識さんに任せるのが一番楽チンで、しかもなぜだか一番効率が良い。

最初はハンドルを手放して委ねるのが怖いかもしれませんが、ぜひ唱えて実践してみてください。

嫉妬を回避するなら、ぜひ下世話な目標を持って!

高尚な目標より下世話な目標(p119)

「素晴らしい人間になるために片づけをする」というのは、高尚な目標になります。
だけど、「異性にモテたいから」とか「あいつが居心地悪い部屋にするために片付ける!」だと下世話な目標になります。

これは片付けだけでなく何か仕事をする時の目標などでも、目標が下世話であればあるほど嫉妬を回避できるので、楽に動けたりします。

嫉妬の力は本当に恐ろしいです。

私の体験だと、やはりバージョンアップする時に脳内ネットワークで嫉妬は起きやすいみたいで、腰が強烈に痛くなったり、頭痛が激しかったり、なんだか体がだるいな~…なんてことになりやすいです。

そんな時に下世話な目標を立てて嫉妬を回避することで自分へのダメージを少なくし、自由に動けるようになります。

敏感すぎると色んなものを拾っちゃう!?

私もかつては人の気持ちや物事に敏感であればあるほど良いと思っているところがあり、それは一種の才能だと思っていました。

しかし現実は敏感であればあるほど、「不快察知レーダー」がどんどん感度を増していき、ちょっとしたことでも「嫌~!!!」と反応してしまうようになってしまいます。

「不快察知レーダーのスイッチをオフ」にしてしまえばいいのです。(p125)

「不快察知レーダー」がオンになっていると、昼間に外でいろんな人の感情をもらって帰ってきてしまって、家に帰っても人からもらった不快感で「しんどい…動けない…」と片づけが出来なくなってしまいます。

なので「不快察知レーダーをオフにする!」と唱えることで感度を下げて鈍感になり、鈍感になることで今まで息苦しかったことや人の気持ちを考えてグルグルしていたことがおさまるかもしれません。

そうすると家に帰ってからも元気に片づけができちゃうかもしれません。

「目の前にないものをイメージする」のが催眠

もしかして、あなたが片づけられないのは「あんたは片付けが苦手」とか「あんたの部屋はいつも汚い!」という暗示をかけられているからかもしれません。

それを言われていなくても、自分で自分に「ダラダラしてしまう自分」を想像してしまうと、それが暗示になってしまってその通りの現実を作り出してしまします。

催眠は他人によってもかけられますが、このように自分自身が「目の前にないものを見る」ことでも簡単に催眠状態を作り出せ、さらに「片づけができなくなる暗示」や「状況を変えられない暗示」を入れることができ、自ら「ちっとも自分は変わることができない」という現実を作り出してしまいます。(p130)

なので、この暗示を逆利用して、こういった「自分は〇〇できない…」と思った瞬間に自分が入れたい暗示をイメージしてみるのが有効です。

本書には「催眠状態で片づけをする自分」と頭の中で唱えるだけでOKと書かれています。

自分に掛かったマイナスの暗示を書き換えてしまうわけです。
マイナスな暗示が目の前に浮かんできたら、即「なりたい自分をイメージ」することが私の中では一つの遊びというか楽しみになっています。

そうやって自分にひとつひとつ掛けられた暗示を解いていくのも、また面白いかもしれません。

厳選!片づけができるとどんな良いことが起こる?

本の内容を全てお伝えするわけにはいかないので、ここでは特に私が「なるほど!」と思った部分を抜粋して紹介していきます。

肝心な時に本領を発揮できない人はぜひ片づけを!

片づけができるとチャンスを逃さなくなる(p142)

片づけができていないということは、ずっと脳の中のバックグラウンドで「片づけしなきゃ…」が起動して緊張している状態と同じだと思います。

なので、常に緊張状態でいるといざチャンスが巡ってきたときにすぐに動く!ということができなくなってしまいます。
ずっと戦闘モードなので、肝心な時に力が発揮できなくて逃してしまいやすいんです。

適切な場面で緊張感を上げてすぐに動けるようにするには、やはり脳内が静かである方がここぞ!と言う時に能力を発揮できます。

 

「片づけができない」人は、嫉妬の対象になってしまう(p149)

私はこの箇所を読んでゾッとしましたね~。
この本で一番グサッ!ときたところです。

まさか片づけが出来ないとこで嫉妬される対象になってしまっていたとは…。

「嫉妬」とは本当に恐ろしいことで、大嶋先生の他の著書でも何度も嫉妬のお話は出てきます。
知らぬ間に嫉妬されることで動けなくなったり体がだるくなったり…。

他人の嫉妬の発作に感電して自分も嫉妬の発作を起こしてしまうと、どんどんお金がなくなっていったりして破壊的な人格になってしまいます。
(このエピソードは『「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法』に詳しく説明されています。)

人からの嫉妬の発作をいかに上手くスルーして、そして自分も発作に感電せずに過ごすことで、“片づけられない弱者”から自分が望む本来の美しい姿へと変化していけるはずです。

そう、片づけられないのは“弱者”になってしまっているので、人から嫉妬の電流を流し込まれてしまうんですよね。

片づけていない部屋は、そこらへんに思い出したくない地雷がたくさん埋まっているのと一緒

先程、片づけられないのはそこに触れたくない心の傷があるから無理して片づけなくても良い、ということを書いていました。

片づけていない部屋というのは、まさにすぐそこに嫌~な記憶がゴロゴロとあって、その嫌な記憶と同居しているような感じになってしまっているのでしょう。

ものには記憶が条件づけられます。(p153)

本文ではこのように表現されています。

そう、散らかった部屋である“物”が視界に入ってきた時、自分は意識しなくてもその背後にはバーッ!と物に条件づけられた記憶が思い出されているはずです。

だから、散らかった部屋で片づけていない物を見るたびに、何だか嫌~な気分になってしまう。

無理して片づけなくても良いですが、時がきてその“物”を「もう必要ない」と思って捨てると、今まですぐそこにあった記憶が美しく劣化していきます。

記憶というものは時が経つごとに良い思い出になっていく、というのは皆さんも聞いたことがあるかと思います。

思い切って嫌な思い出を手放した時に、それは時を経ていつの間にかあなたの中で美しく輝く記憶に変化しているかもしれません。

おわりに

大嶋先生の本は何度読んでも、催眠スクリプトになっているからか内容を忘れてしまいます。
そして、タイトルを途中で見ないと「あれ?何の本だっけ?」ということもしょっちゅうあります(笑)

それだけ、「片づけとは違う箇所に自分の隠れた問題があるかもしれない」と思ってみたり、何か遺伝的な要因でこうなってしまっていたり…一番は自分を責める環境や思考を捨てることかもしれません。

さて、あまりに熱が入り過ぎて引用をたくさんしてしまい、ぶっちゃけ著作権大丈夫かな?とビビッていますが(笑)これはまだまだこの本の一例に過ぎません。

私が今回このブログでお伝えしたことは、本書の3分の1にも満たないかと思っています。それだけ内容が濃く、斬新な片づけ本だと思います。

・今まで何をしても片づけられなかった人。
・何度片づけてもすぐに散らかってしまう人。
・そもそも片づけにやる気が出ない人。

そんな人はぜひ手に取って読んでみてください。

ラストのページの描写もとても美しいメタファーになっていると思います。
この本を読み終わったら、さあ、どんどん片づけたくなってくる自分がいるかもしれません。

大嶋信頼『片づけられない自分がいますぐ変わる本』あさ出版,2019年12月

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