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エラーの中に無意識が宿ってお金を稼ぐ!

気づきの記録
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私の人生、エラーの中に無意識が宿りまくってると思うんです!

たとえば、私は家に「お金がない」と思い込んでいました。
覚えていませんが、もしかしたら母親が常に「うちにはお金がないんだから!」と言っていたのかもしれません。
なぜか「家にお金があまりないなら、贅沢をしてはいけない」と思って、高校生の時にまったく勉強ができなかった私は、大学受験のお金がもったいないと思って両親に「高校を出たら働きたい」と言ったら、「絶対に大学かどこか出てないと就職なんかできるわけないだろ!」とひどく怒られました。
(私は就職氷河期とゆとり世代の間のプレッシャー世代です)

自分としては、金銭的な面で両親に迷惑を掛けたくないと思って「稼ぐ」という選択肢を出したつもりが、結局両親に許してもらえず、大学受験と大学の学費よりもはるかに高い専門学校(しかも3年制)に行きました。

両親は心配して学校に進学させてくれたんだと思いますが、当時の私は「自分の意見を否定された!」と思ってさらにグレて、高い学費の専門学校の授業にはほとんど出ませんでした。

そして、なんだかんだ先生に引き止められたりとかしてなんとか卒業したのですが、音楽系のしかも作曲コースだったので、努力してこなかった私に就職は絶望的でした。

人生20年そこらで自分のやりたいことを決めるのって、かなり難しいと思います。
だって、未だに自分が向いてることとかやりたいことって分からないですもん。

なんとなく、心の底から「これをやりたい!」と思えることをした時に、以前よりももっとお金を稼げるようになる気がしています。
反対に、どんどん収入が減ったり支出が増えたりする時は、「あ、今やりたくないことをやっているな」という指標にしています。

音楽の専門学校に行ったのは、高校の時に好きだった人がバンドマンだったから。
でも、何度も振られていたので悔しくて、あの人が興味あるジャンルで有名になって見返してやろうと思って音楽系に進んだんです。

そもそも、高校3年生の時に「ピアニストになりたい」とピアノの先生に言ったら反対されて、しかも叔母が音大出たばかりのピアニストで就職に困っていた時期でもあったので、私の「ピアニストになる」という夢はあっさりと消えてなくなってしまっていた。
(1オクターブすら届かないので、当然なことなのですが…)

それで、エラーを起こして大学受験をストライキし、両親の金銭的負担を減らそうとしたらなぜか負担を増やしてしまう方へ行ってしまい、さらに専門学校卒業後に「やっぱり心理学を勉強したい」と思って再度両親に負担を負わせます。

そして家出して、家事のことを何も知らない私がはじめての一人暮しで、すべてが手探りの中アップアップしながらバイトをしつつ勉強もできるはずなく、MAXまで留年を続けて、鬱で実家に帰ってようやくギリ卒業。

鬱でリタイアする1年前に、30歳を目前に焦った私は大学も卒業できていないのに「公務員試験を受ける!」と言って、さらに両親にお金の負担をかける。

ちなみにこれらのお金のあれこれは、「お金がない!」の度重なるトラウマで解離してしまっていたのか、まったく自覚なくやってしまっていました。
だけど、罪悪感だけは一人前にバリバリあって、「また両親に迷惑をかけてしまった…」といつも落ち込んでいて憂うつな気分が晴れることはありませんでした。

「両親に申し訳ない」気持ちで解離してしまう私は、何度も何度も同じことを繰り返して両親に金銭的負担をかけてしまう。

面白いのは、私が両親への申し訳なさから実家に近寄れなくなっていた間に、父と母と妹が仲良くなっていたこと。
自分がスケープゴートになって、家族の仲を取り持っていたのかもしれません。

それで30代になって、学生時代からなりたいと思っていた占い師になって、今までの仕事はなんだったんだ?というぐらいお金の心配がなくなった。
来月のお金で困らない生活って、こんなにも楽なんだ!と感動した。

しかし、それも長く続かず、2年ほどで腰椎椎間板ヘルニアを発症して、健康な人の半分も働けなくなりました。
実はこの時、占い師をやめて別の業界に行こうと思って、学校に通っていたんです。
そっちじゃなかったか~!と今にして思います。

こうやって思い出してみると、「お金」と両親ってものすごく深いしがらみなのですが、当時の私の感覚では「お金」でたしかに困っていたけれど、それどころじゃなかったというか、「お金がない!」で頭が真っ白になっていたから記憶が飛んでいるのか、「お金と両親」のしがらみに一切気づいていませんでした。

お金よりも人間関係が辛い!恋愛が辛い!といった感じで、見事に頭からスポッと抜けてしまっていたんです。

最近、アダム・グラントさんの【GIVE&TAKE】を読みました。

その中に、寄付をすればするほど年収が上がる!という話が書かれています。
ある調査で、寄付金が1ドル増えるごとに収入が3.75ドルが高くなることが分かったんです。

とても邪な考えですが、「じゃあ、私も寄付しよう!」と思ったんです。
これでも高校生の頃は、赤い羽根募金を見つけるたびに1,000円札を募金箱に突っ込んでいました。
募金が大好きだったんです。

それが、「うちの家にはお金がないんだ!」と焦って、両親をかわいそうに思って大学進学を諦め(そもそも学力が足りなかったけれど)、家出して一人暮しをはじめたあたりから、募金箱を見つけても「そんな余裕はない!」と思って、募金する心をまったく失ってしまっていました。

東日本大震災の時も、大阪の友人が現地にボランティアとして駆けつけって行ったり、みんなが「ニュースを見ると心が痛くなる」と言っている時に、私は自分のことでいっぱいいっぱいで、それどころじゃありませんでした。

今、災害支援の定額寄付をしています。
災害があった時は、ちゃんと心を痛めることができる。
不謹慎なことを言いますが、私は誰かが悲しんでいる時に「私も悲しい」と感じられることがとてもうれしいんです。
なんで、誰かが悲しんでいるのに私はなんとも思わないんだろう?と、何も感じない自分がずっと悲しかった。

FAP療法で、人間の心を取り戻したと思っています。

もう1つ。
私は昔から体力がありません。
そして、夜更かし型です。

一時期は22時までに寝ようと頑張っていたのですが、布団に入ってから3時間ぐらい起きているので、結局その時間に何かをしている方が自分の時間を有効に使えているような気がしていました。

最近、寄付をはじめたことによって、本格的にボランティアについて考えています。

これもまた邪な考えからなのですが、以前に鈴木祐さんの【運の方程式】を読んだ時に、運を上げるリストの中に「ボランティア活動をする」という項目がありました。

運を科学的に上げるために人脈を広げることが大切な要素の1つなのですが、人脈を作るためには社交スキルを上げる必要がある。
そのために作られた『社会性アクションリスト』の1つに、「ボランティア活動をする」というものがあったので、ずっとボランティア活動を探していました。

しかし、なかなかボランティアに割く時間がなく、また多くのボランティア活動の中のどれをやってみるかという選択を絞る作業もできずに数年経ってしまって、そんな時に【GIVE&TAKE】を読みました。

今は便利な世の中で、ChatGPTに聞いたらすぐにリストアップしてくれます。
それで定額募金先を決めたのですが、まだ他にもできることがあるんじゃないか?とずっと探していました。

【GIVE&TAKE】の本には、「5分間のお金のかからない親切」の話が繰り返し出てきます。
私も真のギバーになりたくて、「お金のかからない親切」のことをずっと考えていました。

そんな時に、SNSで献血の話を見たんです。

それで、献血をしよう!って決意しました。
献血って、最高の「お金のかからないボランティア」じゃないのか!と思ったんです。

ちなみに今まで献血をしてこなかった理由は、注射が大の苦手だからです…。
昔、水虫の治療で診察のたびに3本血を抜かれていたのですが、あの時から注射をしたり他人のケガを見たりすると、貧血を起こして倒れてしまうんです。

献血するためには、当日は寝不足や体調不良だといけません。
それで、近頃は献血するためにどんなに忙しくても食と睡眠を疎かにしないように気をつけています。

そしたら、なんだかめちゃくちゃ体力が戻って健康になりました!
「そういえば最近、あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、と思って眠るのが遅くなってたなあ」と気づきました。
なんかちょっと体調が優れないなあと思っていたのは、食事と睡眠が満足に取れていなかっただけだったんです。

きっかけは「お金がほしい!」でした。
実際、収入が増えたかどうかは微妙なラインですが、お金じゃない「健康」を手に入れました。

お金を稼ごうと思ったら、健康が大事っていうのもたしかにそうなんですよね。
またエラーを起こしていたようです。
お金を稼がなきゃ!とお金の不安を感じるとIQは簡単に下がっちゃうので、それで優先順位や時間管理ができなくなってしまって、バラバラと健康が崩れていっていたのかもしれません。

ダイレクトに「お金」ではなく「健康」を手に入れたのは、ものすごいナラティブだなあ!と勝手に自画自賛しています。

 

エラーの中に無意識が宿る。

 

「思っていたのと違う!」と思っていたけれど、まわりまわって私は自分の望む道を手に入れてるんだと今になったら分かります。
なぜなら、きっとちゃんと勉強をして大学受験をして就職していたら、占い師にもならなかっただろうしFAP療法もしていなかっただろうから。
そうしたら、どれだけの多くの人と出会うチャンスを失っていたのだろうか…。

私は、自分が「お金がない!」で起こしてきた数々のエラーの中に宿っている無意識を、今ならリスペクトできる気がするんです。

 

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長々と3,000文字書いて、やっぱり投稿やめようかなと思ったりもしましたが、もしかしたら誰かの何かに響くかもしれないので、勇気を出して投稿します。
意識的な文章って、苦手だー!

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