私は自分の顔が大っ嫌いです。
「ブスだなあ!」とか「垢抜けないなあ!」と常日頃から思っているのですが、ふと鏡を見た時に「なんやこのクソブスは!!」と発作が起きるレベルで自分の顔がドブスに見える時があります。
かと思えば、「あれ?なんかそこまでブスじゃなくない?」「なんか自分の顔じゃないみたいに整ってみえるんですけど」と思う日もあります。
意識で判断した時、ブスな顔になっている時は連続してお菓子や脂っこいもの食べて、野菜をまったく食べていなかったり、水分も採っていなかったりするのかもしれない。
逆に自分の顔が世間の標準の顔に見える時は、野菜と水分をしっかり摂取して、運動も適度にこなしている時かもしれない。
しかし、なんとなくずっと思っていたのが、支配されている時はドブスになるということ。
頬がたるみ、口元の歪みが醜く、老けて見える。
鏡を見た時に「なんだこの妖怪は!」と思ってショックを受け、最近会った人のことを思い出して「私はこんな面でみなさまのお目を汚していたのか…」と穴の中から出てきたくない気持ちになる。
でも、不思議なことにFAPをして支配から逃げられた時、鏡をどう見ても「んん?なんで自分の顔がブスに見えないんだ?」という現象が起こる。
これは大嶋先生もいろんなところで書かれていますが、支配から解放されていくと顔がシュッとなります。
頬の肉が数ミリ持ち上がるだけで、こんなに顔の印象変わるのか!と思います。
(他人から見たら、さほど変わらないのかもしれませんが…)
しかし過去の私は、本当にFAP療法のおかげなのだろうか?とも思ったりしたんです。
いや、FAPをやったおかげでブスでなくなると証明したかったのかもしれません。
ある日のことです。
しばらく「最近の自分の顔はイケてる!」と思ってろくに鏡をチェックしていなかった時に、ふと鏡を見るとそこにはドブスが映っていました。
「ぎゃあー!!こんな醜い顔で、自分はなんて偉そうにしてたんだ!!」と恥ずかしさで自分の存在をみんなの記憶から消したくなりました。
発作で居ても立ってもいられなくなったのです。
iPhoneのインカメで撮ると、自分が普段見ている顔と違って見えるじゃないですか。
そこで、今のドブスの顔をインカメで撮ってから、セルフFAPしてみました。
主訴は「顔がブスで生き恥をさらしてきて、もうこの先みんなの前に顔を出せない」です。
てっきり「恥」を取れば良いのかと思っていたのですが、実は今までも散々セルフFAPしてきましたし、指は反応しません。
指は「恥をかく」方ではなくて、「恥をかかされる」で反応したんです。
それからFAPをして一度効果を定着したけど、まだ「自分の顔がブスすぎて誰とも会えない!」という強烈な恥の感情が残っています。
そこでもう一度指を振ってみると、今度は「顔」で反応しました。
再度セルフFAPをして効果を定着してから、先ほどインカメで撮った自分のドブスな写真を見てみたんです。
そしたら、さっきは「クソブス!」「生き恥!」「よくこんな顔を晒してたな!」とどこからどう見てもドブスにしか見えなかった自分の顔が、「あれ?さっきはものすごいドブスな顔だと思っていたのに、さっきと自分の顔のイメージが違う」と。
あれだけ「自分の顔、気持ち悪!」と思って恥の感情で発作を起こしていたのに、たった2回、時間にして数分FAPをしただけで自分の顔がブスに見えなくなった。
記憶なら、人は勝手に作り変えられるかもしれません。
だけど、写真は「見たまま」なので、加工する意外は脳内で見たい映像に勝手に書き換えることはできないじゃないですか。
これがあって、私は「FAPすご!!!」と確信しました。
目に見えている本来変えようのない事実のイメージを変える、というのは他にも試してみました。
たとえば、デート中に彼氏のスマホがチラッと見えたとき、ハートマークがついたLINEが届いていたのが見えて「ガーン!」となった時がありました。
この彼とは何度も大ゲンカをしていて、今回は初の旅行なのでなんとか最初から最後まで喧嘩したくないと思ったので、彼がトイレに行った隙にセルフFAPをしました。
(本当は同じ部屋にペットボトル飲料などの飲み水がない方が良いので、あんまりオープンな広場でやらない方が良いんじゃないかなと今は思っています)
この時もササッと2回、「ハートが気になる」といった言葉でトラウマを取ったのですが、その後LINEのハートマークを見てもなんとも思わなくなりました。
FAPをすると、過去のトラウマ記憶などがセピア色に見えて薄くなるということが起こったりするのですが、そんな感じでした。
もう1つは、別の彼氏が元カノとイチャイチャしているInstagramを見つけた時です。
(一応、自分の名誉のために弁解させていただきますが、私がこっそり探し当てたのではなく、彼から「え…元カノとのインスタ見た?」って口を滑らせたので検索しました(笑))
今、付き合っているのは自分なんだけれど、仲の良さそうな大量のイチャついている写真にショックを受けて、その後インスタの写真を全消しさせるまで彼を追い込んだのですが、この彼とは結局別れました。
別れた後も、ずっとインスタの写真が脳裏にこびりついていて、強烈な怒りと憎しみがずっと消えませんでした。
もしかしたらそれは、彼が消した元カノとのイチャイチャ写真を私が全部スクショで保存していたからかもしれませんが(笑)、あまりにも強烈に腹が立って収まらないので、「この写真を見てもなんとも思わなくなるまでFAPしてやる!」とついに心に傷と向き合うことにしました。
FAPをしては2人の写真を眺めて「あかん!まだムカつくわ!」みたいな感じで、自分の怒りが0になるまで何度もセルフFAPをしました。
そして、どこに行き着いたのかというと、怒りの感情が0になる前に「この怒りって、中学の時に自称親友に好きな人を横取りされた時の怒りか!」と気づいて、腑に落ちたんです。
自称親友は目が大きい美人で、当時の私は顔面ニキビだらけの不細工でした。
自称親友は私の好きな人を分かった上で、その相手にアプローチを掛けて「両想い」に仕向けていたんです。
今、感じている感情はもしかしたらダミーかもしれません。
セルフFAPを何回もやっていくと、ちょっとやそっとじゃ中指がビンゴしてくれなくなります。
1時間指を振り続けていても「ぜんぜん反応しないんですけど!」となったり。
そんな時に「心よ!この今の怒りはダミーですか?」と聞いてみる。
心に「そう!」と言われたら、「心よ!今、私が感じているこの感情は何歳のもの?」と聞いてみる。
すると、「ここだったのか!」という答が返ってくるから、それだけでもスッキリする。
ちなみに自分の顔がドブスに見える恥の発作は「3歳」の感覚で、その時に「死ぬ覚悟」があったそうです。
「3歳」というのは、私が心に聞けるようになって頻繁に出てきていた年齢でした。
はじめは、実家の前に住んでいたマンションの外から、夜に救急車のサイレンの音が聞こえるイメージしか出てこなかったのですが、FAPの回数を重ねていくとその音に混じって母親に首を絞められている光景が見えてきました。
実際そんなことがあったのかどうかは分かりませんが、これが「死の恐怖」の原風景であると思うと妙に納得できます。
そして、LINEのハートマークにざわっとして不安感が突き抜けてくるあの感情は、「6歳」の私の感覚です。
私は4月生まれなので、6歳というと保育園の年長さんか小学校入学したての頃です。
この頃に何があったのか心に聞いてみると、「先生に怒られた」と言います。
小学校1年生の時のクラスのイメージが見えるので、入学したてて怒られたことがトラウマだったのかもしれません。
(私は小1の頃に担任に吊るし上げられていたらしく、この頃の記憶がほぼありません)
それがどうハートマークと繋がるのかというと、「自分はみんなと仲良くなれない異物」という感覚です。
つまり、私だけがこの世界の中の異物なので、「あ、自分はこの人と仲が良いと思っていたんだけど、この人には私よりももっと親密な人がいたんだ」という疎外感です。
今、目の前にない恐怖の中でもがいているから「私の顔がブス!」だと死にたくなるし、彼氏に他の女の影が見えると不安で居ても立ってもいられなくなるし、彼氏の過去に嫉妬する。
本当は何も感じていないのに心の目が歪んでいると、マーラが私に幻覚を見せてくるのかもしれませんね。
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