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簡単に憧れのミルトン・エリクソンになれる中指ビンゴ

気づきの記録
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私がはじめてミルトン・エリクソン博士に出会ったのは、20代の時だったと思います。

その頃は、家出して難波で勝手に一人暮しを始めて、安いアルバイトの月給で暮らしていました。
トイカメラが趣味だったのでフィルム代が掛かるし、常にお金のことが気になるし、かと言って何も資格も持ってなくて焦っていて、それで昔から好きだった占いでツイキャス配信をやっていたんです。

高校を卒業してからしばらく占いから離れていたのですが、一人暮しを始めて恋愛で悩むようになってからまたタロットを引っ張り出してきて、不安な気持ちをなんとか払拭しようともがいていました。

一人暮しと同時に、心理学をやっぱり大学で学びたいと思って通信教育で大学に在籍していたのですが、心理学の教科書を読んで知識が増えて「学ぶのが楽しい!」と思っていた反面、私の胸の重苦しさは何一つ改善されなかったんです。

そんな時に、ツイキャス配信でスピリチュアル仲間が増えたのですが、ある人が霊視できると仰っていたんです。

その当時の私はスピリチュアルにどっぷりだったので、私も霊視できるようになりたい!と思っていました。
自分も不思議な力を手に入れたかったし、前世にも興味を持ち始めました。

ずっと取れない胸の苦しみをなんとかしたくて、目に見えない力で解決しようとしていたんだと思います。
前世が分かれば、自分の苦しみの正体が分かるかもしれない、と。

そんな時に出会ったのが、ワイス博士の前世療法でした。

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本屋で見つけたのが先だったのか、YouTubeで見たのが先だったのか忘れましたが、あの時はまだそこまでYouTubeが発展していなかったけれど、YouTubeに投稿されていた前世療法の音声ガイダンスを繰り返し繰り返し聞いていました。
それは赤い絨毯だったかの階段を下りていって…という30分くらいのものでした。

でも、いつも途中で寝ちゃって「全然前世が見れない!」と思っていたんです。
今思うと、寝ちゃってたってことはちゃんと催眠に入っていたのかもしれません(笑)

音声ガイダンスだと知らぬ間に寝てしまうので、ガイダンスに頼らず自分の頭の中で何回も階段を下りてドアを開けて…もやってみました。
けれど、必ず途中で寝てしまう。
「前世なんて見れないやん!」とテンションが下がった私はそのまま前世療法のこともワイス博士のことも忘れて、いつの間にか大嶋先生の青山ライフ出版の本にのめり込んでいました。

前世を見るためのあのガイダンスは、年齢退行のやり方と同じだったというのを、現代催眠を学んでいく中で知りました。
あれ以来、ワイス博士のことはさっぱり忘れていたんだけれど、そういえば私がはじめて催眠というカテゴリーに出会ったのは前世療法なのかもしれないと思い出したんです。

実はワイス博士を知った時に、すでにミルトン・エリクソン博士のことも知っていました。
ネットでいろいろ調べていると、「死にたいと言っていたすきっ歯の女性」が恋する話を見つけて、とても感動しました。
孤独で罪悪感にまみれて苦しかった夜に、何度もすきっ歯の女性の話を読んでいました。

そして、いつしか鬱が重くなってしまって実家に帰ると、数年間そんなことも忘れて過ごしていました。

今回、心の栄養読書会の課題本は【私の声はあなたとともに】と【催眠ガール2】です。

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どちらも一度読んだことがありますが、読書会のために再読しました。
2冊を併読していたのですが、私にとって読み合わせが良かったのか、以前読んだ時よりもさらに理解が深まった感じがします。

そして、やっぱりミルトン・エリクソン博士はすごいなあ、お師匠さんのようになりたいなあ、と心を揺さぶられたのですが、いやいや、私にはすでに「中指ビンゴがあるじゃないないか!」と思い出します。

中指ビンゴも心に聞くも、覚えたての頃はすぐに忘れて意識で解決しようとしていました。
けれど、中指ビンゴや心に聞いて選んだ選択肢の美しさを、数年かけて何度も何度も繰り返し体験して無意識の力を信じるようになった時、どれだけ心から変な答が返ってきたとしても、それを楽しめるようになりました。

過去に私が占いにどっぷりハマっていたのは、自分の力では何一つ変えられない現状を奇跡のような力でひっくり返したかったから。

催眠は魔術的なものではありませんし、心の声にも絶対はありません。
だけど、私もミルトン・エリクソン博士に「変な治療法で長年治らないこの症状をすっかり治してほしい!」とオーダーするようなひねくれた患者だったと思うので、すきっ歯の女性に「歯の隙間から水鉄砲を出す練習をしなさい!」と誰かに言われたかった。
奇想天外な方法でしか、私の人生は良くならないと思っていたのでしょう。
(エリクソン博士は一見奇想天外な治療をしますが、ずば抜けて観察力が優れていたのです)

でも、すでに私は中指ビンゴでエリクソン博士のように「目を閉じて凍った水溜まりを渡る」ことを教えてもらうことができるし、心に「豚の背を掻きなさい」と教えてもらえることもできる。
「なんで?」と思っても、とりあえず実行してみると面白い展開が起こるかもしれない。

そして、無意識に委ねていった時に、お師匠さんのように催眠スクリプトを読んで「お父さんの虐待でお母さんが離婚した」と気づくことができるかもしれないし、「あなたなら大丈夫」と自分にも他人にも言えるようになるかもしれない。

もし、心に聞くや中指ビンゴが苦手!って思う方がいたら、エリクソン博士の症例集を読んでみると良いかもしれません。
自分の「常識」という制限を乗り越えるために役立つかもしれません。

日々中指ビンゴや心に聞くをしていても、やっぱりどこか常識に戻ってきてしまいがちです。
心に「そんなことは言っても…」とか、中指ビンゴに「その選択肢はないわ」と思ってしまって、自分の常識の枠組みの中に閉じこもろうとしてしまいます。

そんな時に、ミルトン・エリクソンや夏目ちゃんの催眠スクリプトのことを思い出すと、「そうだ!無意識ってもっと自由なんだ!」とその素晴らしさを再確認できます。

そう、我々はもうミルトン・エリクソンになれるのです。
その方法を知っているのです。

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