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【インスタライブ】将来の不安をやわらげ、今を生きられるようになるスクリプト。

催眠スクリプト
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ある日、僕が財布の中に入れていたお札の束に羽が生えて、財布の中から飛んでいってしまったんです。

僕は札束を追いかけようと思ったけれど、バッサバッサと札束は翼を上下に動かして、青い空の向こうへと飛んでいくのを、僕は見届けるしかなかったんです。

だけど、正直僕は心のどこかでほっとしている自分を感じています。

僕の財布の中を改めて確認してみると、何十枚も札束が入っていた空間がぽっかりと空いていて、「じゃあ、僕は札束の代わりにこの空間に何を入れよう」と考えてみるのです。

たとえば名刺の束を入れてみるとか、ゲームボーイのソフトを入れてみるとか、そこにギュウギュウと入れることを想像してみるけれど、どれもしっくりこなくって、いずれはバリッと財布が裂けてしまうんじゃないか…と思ってしまいます。

けれど、どうしても財布のポッカリ空いた空間をそのままにしておきたくない僕は、部屋のあらゆるところから札束の代わりになる物を物色し始めるのですが、本棚を見ても、食器棚を見ても、これだ!とピンとくる物がないような気がしてくるのです。

そんな時に、仕事用のデスクの上に置いてある羽根ペンが視界に入ってきました。

羽根ペンの隣には、瓶に入った黒インクが置かれていて、僕は羽根ペンを使ってサラサラと紙に筆を走らせた時の、紙とペンがこすれる音を思い出していたのです。

目を閉じて、自分が誰かに手紙を書くようすを想像していると、その相手は誰だっただろうか…と急に思い出したくなってきます。

きっと、それは女性だったと思うのですが、僕は便箋に向かって丁寧に細かく、ビッシリと文字を並べていきます。

その文字は、相手を気遣う言葉だったり、相手に感謝を述べる言葉だったり、相手が何を言ってもらったらうれしいのだろう…と想像しながら書いている僕は、知らぬ間に小さく鼻歌を歌っていて、手紙を書くペンのスピードがどんどんサラサラと上がっていくのです。

そうして、気づいたら4枚ほどの便箋に手紙を書いていて、今度は便箋を入れる封筒を探さなきゃ…と思うのですが、しばらく自分が書いた手紙の文字を眺めていたいし、紙のにおいとインクのにおいに包まれたこの空間で、目を閉じてゆっくりと時間を味わいたいなあと思うのです。

目を閉じると、先ほどまで自分が書いていた文字が、まぶたの裏に映ります。

さらさらさら…と文字を書いて進める手は止まることなく、窓の外の鳥の声が聞こえてきても、どこか別の部屋の人が帰ってくる足音が聞こえてきても、僕はその手を止めませんでした。

そうやって夢中で手紙を書いている間は、まるで小説を書いているような空想の世界に入り込んだようで、どこか非現実な世界が僕の目の前に広がっていきます。

そこには、ピンクや白などのいろとりどりの花が咲き乱れ、美しい声の鳥が近くや遠くで鳴いているのが聞こえ、「ああ、なんて心地良いんだ」と僕は思いながら、ゆっくりと瞼を開けるのです。

ひとーつ!爽やかな風が、頭に流れてきます。
ふたーつ!体がだんだん軽~くなってきます。
みっつ!大きく深呼吸をして、頭がスッキリと目覚めます。

「将来の不安をやわらげ、今を生きられるようになるスクリプト」でした。

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