こちらは2019年9月12日に書いた催眠スクリプトです。
収入が落ち込んでいると思っていた時に書いたスクリプトです。
(周囲からすると、ずっと右肩上がりだったのですが…)
お金を得ようとすることを目的とするのではなく、「友達」を増やすことで自然と収入も増えると当時の私の無意識は言っていました。
稼げるスクリプトがどうしてもイメージがわかず、心に聞いてみると「友達のスクリプトを書け!」と言われました。
なるほど。稼ぐには友愛か、と思ったわけです。
「友達」と唱えて思い浮かぶのは、ピンクのカバです。
このカバは大きく口を開けて「バオー!」と鳴いています。
カバが実際そんなふうに声を出すのかは知りませんが、とにかくそのような声を出しています。
ほえるとか唸っているわけではなく、あくびをしているようなのんびりさを感じます。
大きく開けた口の中に、四角くて角が丸くなった歯が、ポツポツと並んでいるのが見えて「すきっ歯だなあ」と思います。
カバは、そんな速度で身体を動かせるんだ!という速さで身体をブルブル震わせて、身体を乾かしています。
ちょっとたるんだピンク色の表皮が、プルプルと揺れていて、このカバの歳を感じさせます。
恐らくこのカバは、カバの中では若さを保っているほうだと思うのです。
そこまで歯が黄ばんだり欠けている風でもなく、皮膚のたるみも引っ張ると伸びるけども、ダボダボなたるみ方はしてはいません。
このカバは、こちらを興味津々な様子で見つめてきます。
自分のほうからは特に話題がないので黙ったままでいるのですが、なぜかカバは何かを期待しているかのように目をキラキラ輝かせてこちらを見つめているのです。
そして、見つめながら器用にモシャモシャと笹のような緑色の草を食んでいます。
見つめるか食べるかどちらかにしてよ、とちょっと思う自分がいます。
もしくは、何か話題を振ってくるか、見つめてくる意図を教えてほしい。
自分に何を期待しているのかを、教えてほしい。
ただひたすら草を食べるために口を動かしながら、自分が何らかしらのアクションを取ることを待っているようです。
純粋に「かわいい」と思えたらいいのですが、自分から働きかける気持ちになれません。
ため息まではつかないとしても、もっと自然に仲良くなれたらいいのになあ、と思うのです。
そこまで考えて、このカバのためにきれいなパールのネックレスを取り出す自分がいます。
なんとなく、このネックレスをプレゼントしたいなと思ったのです。
きっとこの可愛らしいカバに似合うはず。
そうして、プレゼントしたネックレスをウキウキしてつけてくれるカバを、ようやく愛しく思うのです。
純粋で愛すべき存在だなあ、と感じるのです。
ひとつ、爽やかな空気が頭に流れていきます。
ふたつ、身体がだんだんと軽くなっていきます。
みっつ、大きく深呼吸をして頭がすっきりと目覚めます。
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