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【過去作】仕事のトラウマをなくす

催眠スクリプト
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2019年9月6日書いた催眠スクリプトです。
仕事のトラウマ、と思うと、お腹が空いて居ても立ってもいられなくなったのです。
「そうじゃなくてイメージを!」と思っても、なかなか出てこなくて、「ああ、私の仕事のトラウマと空腹は切り離せないものなんだなあ」と思うと、小さな羽根のイラストが目の前に浮かんできました。
この羽根は、アニメの魔法少女の服のマークになりそうな、小さなイラストの羽根なのですが、靴に描かれています。
真っ白のランニングシューズの側面に描かれており、このシューズを履いて走ったら空を飛べるような気がしてきます。
助走をつけて空を駆け上がっていくのは、とても爽快だと思うのです。
見えない透明の階段をタッタッタッと一段ずつ駆け足で上がっていきます。
地面からどんどん離れていって、青空がぐんぐんと近づいてきます。
一歩踏み出すごとに、ある人の顔がポワンと浮かんできては消え、また一歩踏み出すと今度は別の人の顔が浮かんで消えます。
その度に、それぞれの人の顔のほっぺたあたりに、先程の羽根のイラストがくっついているのが確認できます。
何を表しているマークなんだろう?と不思議に眺めています。
顔が浮かんでくる人々はみんな、私が苦手な人なのですが、みんな笑顔で私に笑いかけてくるのです。
ただ満面の笑みを向けてくるだけで、何も語りかけてはきません。
この笑顔の意味を、私は想像するしかないのです。
空を飛べたから嬉しいのか?と問われても、私は「そうではない。」と答えるだろう。
ただ、このシューズを履いて空をのぼれたから、のぼっただけなのだ。
そうでなければ、空を翔け上がるという選択肢はなかっただろう。
空にのぼって何をしたいかと聞かれても、特にやりたいことはないので「そのまま地上に戻るだけ」と答えると思う。
空から見た地上は、あまり美しいと思えないような気がして、すぐに地上に戻るかもしれない。
誰にも注目されずにいて、はじめは一人で空をのぼることが楽しかったけれども、誰にも見られなかったら、それはそれで寂しいのです。
この街には本当に人が住んでいるのだろうか?
濃い緑や、風や雨ではげかけた赤色の屋根がたくさん連なっているのが上空から見えるけれど、私にはとても魅力が感じられないのです。
ミニチュアのようになってしまった街を見下ろしながら、街の喧騒を聞こうとするけれども、車の音も人の話し声も何も聞こえません。
冷たい風がビュービューと頬に当たって、「もうすぐ冬なんだなあ」ということを考えます。
改めて見下ろした街には、私が求めてるものがなさそうなので、帰る気を失います。
街から楽しい音楽が聞こえたり、人々の賑やかな声が聞こえて、自分以外の存在を感じられるのならば、街におりていってもいいかなと思えるのに。
街路樹の丸い形の木は、とても深い緑色の葉を生い茂らせていて、「この木は人工ではないのだろうか」とも考えます。
人の声を求めて、視線を左右に走らせますが、風が吹く音しか聞こえません。
人が見つかったとしても、私と性格が合う人だろうかと不安が込み上げてきます。
場面が変わって、水がピチョンピチョンと滴る洞窟の中にいます。
あたりは薄くてほぼ白に近い紫色の岩で囲まれています。
目の前には両手を広げたぐらいの湖ができており、うっすらと光が差し込んでいる天井から、一定の感覚で水滴が落ちてくるのです。
ひんやりと冷たい空気を肌で感じます。
頭上の小さく空いた岩の隙間から空がほんの少しだけ見えていて、私は外の世界の鳥の声や風が優しく草を撫でる音を想像します。
ここはとても静かで何者にも邪魔されません。
目の前で雫が落ちて、湖に波紋を広げます。
その度に、ピチョンという水音が洞窟に響き渡り、こだまします。
メトロノームのように正確に落ちる水滴を、私は掬いたいな、と思って手を差し出します。
ちゃんと雫を受け止められるようにお椀のように掌を丸く合わせます。
音もなく落ちてきた雫が私の手に当たり、飛沫が飛びます。
とても冷たくて、生き返ったような気がしてうれしくなります。
飲めるほどは溜められないので、そのままそっと湖に手をおろして、掌を洗います。
透明な湖面は、私の姿すら映さなくて、水底の薄い茶色の砂がきれいに見えています。
しゃがんだ足がしびれないうちに立ち上がり、光が差し込んでくる天井を見あげます。
相変わらず白い光が溢れていて、外の世界がすごく天気がいい日だとわかります。
ひとつ、爽やかな空気が頭に流れてきます。
ふたつ、身体がだんだんと軽くなっていきます。
みっつ、大きく深呼吸をして頭がすっきりと目覚めます。
ーーー
以下、AIが描いた催眠スクリプトです。
なぜだかすごい躍動感がある構図になってます。

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