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自分のためにお金を使うとお金が増える

ひとりごと
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私は海外には専門学校の研修でしか行ったことがありません。
そこで、シルク・ドゥ・ソレイユの『O』を観て、「絶対また本場に観に来る!」と友人と誓ったものの早10数年。

「私の人生って何だったんだろうな」と考えることは何千回。
「自分が本当にやりたいことは、何だろうな」と考えても答が出ない毎日でした。

なぜなら、「お金を稼ぎたい!」から。

本当は「自分の好きなことをして、お金を稼ぎたい!」と思ってるんだけど、そもそも「自分の好きなことって何?」と思います。

だって、ちょっと「あれやってみたいな」と思ってもそのすぐ後に「面倒くさい」という感情が出てくるし、「あの人みたいになりたい!」と思っても「今からあの人レベルになるには何年掛かるんだ…」と途方もない年月を思い浮かべては心が折れます。

じゃあ、心に聞いてみたら一発で解決するじゃん!と思うでしょ?

だけど、心はいつも要領を得ない答を返してきて、私を煙に巻くんです。

「心よ、私の本当にしたいことって何?」と聞くと、心は「それはあなたが自分を苦しめないこと」と言ってきたり、「あなたは今、何もしたくないと思ってる」と言ってきたり。

「心よ、じゃあ私はどうやってお金を稼ぐの?」と聞いてみると、心は「あなたは本当にお金を稼ぎたいと思っているの?」と問いかけてくるのです。

そう言われると、私は本当は働きたくないし、楽してお金を稼げたらな~なんて思ってたので、過去には不動産で不労所得を得たいな~とか印税生活したいな~とか思っていました。

だけど、その望む「楽してお金を稼げる自分」になるまでにはやっぱり相応の努力が必要なんだと思ってしまいます。

楽してお金を稼げた!となるなんて、そんなの怪しいじゃない!と。

だから私はいつも「苦労をする道」を選んできて、「私は努力してます!」というのを誰に言うともなくアピールしているのです。
「見て!楽なんかしてないから!」と。

そうやって苦労してきても、お天道様は見てくれてないかもしれない…と気づくのに数十年掛かりました。

人には言わなきゃ分からないし、自分の苦労を誰にも伝えずに「見てくれている人がいた!」なんて美談は存在しないんです。

そこにあるのは、「自分が自分のやってきた道筋を認められるか否か」なのです。

他人から認められたら、気持ち良いかもしれない。
でも、それはやがて「慣れ」という感情で「もっともっと強い賞賛がないと、認められている気持ちにならない!」と過激なことをしようとしていきます。

とっくの昔に、みんなは自分のことをちゃんと認めてくれていたのに、私だけが「まだまだ!」と思ってやり過ぎてしまってバーンアウトしてしまう。

そして、燃え尽きて動けなくなってしまった自分を醜く思うけれど、「本当はずっと休みたかったんでしょう?」ということに気づく。

本来、人間は複雑なことが嫌いだし、簡単なことが好きです。
でも実は、「簡単過ぎること」でもやる気を失ってしまうのです。

だから、人生にそこそこの難易度のハードルをいつも用意しておくのが大事なのかもしれません。
難しすぎても意欲をなくしてしまうし、かと言って簡単過ぎるとすぐに飽きてしまいます。
人間はワガママなんです。

だけど、その「ワガママな自分」を上手く制御してコントロールできたとしたら、きっとその達成感というのは美しいと思うのです。

そう、私が自分を「醜い」と思ってしまうのは、自分をコントロールできている感覚がなかったから。

いつも何かに流されて、「自分の人生を生きている!」という感覚がなかったから、何をしても「虚しい」と感じていた。

そう考えると、私が「お金を稼ぐ」と思った時に出てきたメタファーが「マーライオン」だったんだけれど、マーライオンって私はなんだか「高級な南国の家にある噴水」なイメージです。

実は私は、マイホームを建てたいという話を以前このブログでしてたかなあと思うのですが、やっぱりそこに行き着くんですよね。

自分だけの落ち着いて読書ができる自分好みのインテリア空間がほしいから、お金を稼ぐ。
素敵な家の中でゆったりした時間を感じながら過ごしたいから、その家を建てるためにお金を稼ぐ。

理由って、そんなので良いんだ!と思うのです。

私はいつしか「自分のために稼ぐ」ということを忘れていたから、貯金もどんどんなくなっていったし、稼いだお金が湯水のようになくなっていっていたのです。
(あ!マーライオンの口から水のイメージに繋がった!)

 

本日のメタファー:マーライオン

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