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人のイメージを書き換えるために、理想の人を知る。理想の自分を知る。

ひとりごと
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昔『ひとりでできるもん』のレシピ本を持っていたのですが、結局その中のレシピを一度も試すことなく大人になりました。

そのレシピ本にはケーキやドーナツの作り方、ご飯の作り方などいろんなレシピが載っていたと思うのですが、毎日それらを眺めて「作りたいなあ…」と思っていたのですが、作る気力もなかったし母親に「作りたい」と言うこともしませんでした。

それがあったからか分かりませんが、私は本屋でアルバイトをしていた時にやたらレシピ本を購入しては、作ったり作らなかったり…なぜか料理への憧れが強いんです。

だけど、一人暮し(というか家出だったのですが…)を始めるまでは、カップラーメンすら自分で作れませんでした。
ちなみに父親もカップラーメンすら自分で作りません。

そんな私だったので、一人暮しを始めてからは「手作り」にこだわり、今でもレトルトやコンビニ食には中々手が出しづらいです。

何の抵抗か分かりませんが、「作らねば!」という使命感がすごいんですよね。

なので、母親がインスタントの味噌汁を差し入れに持ってきた時は驚いたものです。
「え!インスタント使って良いんや…」みたいな。

お金もそうなのですが、昔から「値段が高い方が良いもの」という思い込みがあって、確かに値段が高い方が性能や質的に良いとは思うのですが、それゆえに百均とかセール品や中古品にものすごい抵抗がありました。

今では百均なのにこんなクオリティ!というものが多いので抵抗はなくなったのですが、こういったお金への考えの偏りを「マネースクリプト」というらしいです。

人は大きく分けて四種類の「お金に対する考え」を持っていて、「お金が嫌い、卑しい汚らしいもの」と思っている人、「お金が大好きで、お金さえあれば自由が手に入れられる」と思っている人、「お金でその人の地位やステータスが決まることが重要」と思っている人、そして「お金に保守的で慎重な貯金型」な人に分けられます。

自分がどんなマネースクリプトの問題を持っているか知ることで、お金に対する抵抗感を取り、「お金を稼ぐのが楽しい!」と感じられると良いかもしれませんし、お金や物事の価値観をどのようにして捉えているのかを知ることで、自分の人生に本当に必要なものとそうでないものを見極めていけるかもしれない。

そうするとどんどん身の回りのものがシンプルになって、時間に余裕が出てくる。
なぜなら、「余計なもの」に思考が囚われなくなるから。

ミニマリストと幸福感というのは相関関係らしく、それを知ってからは「あー!やっぱり片づけられない部屋って脳にも幸せにも良い影響はないんだなあ」と思ったものです。

「脳に良いもの」というと、人間はそもそもマルチタスクが苦手らしいのです。

なので、「片付いていない部屋」が目の前にあると、「片づけなきゃ!」とずっとバックグラウンドでグルグル待機している状態なので、目の前のとこに全力で集中しているようで、何割かは「片づけ」に持って行かれているのかもしれない。

さっきのレシピ本の話も同じで、私はずっと長年「この料理作りたいな~」と同じページを開いては作らずにいて、それが脳内にグルグル作らないまま残っているから、なぜか「作らなきゃ!」と思っているのかもしれない。

まあ、それはナラティブなのですが、そうやって日々のいろんなことを頭の中で待機状態のまま蓄積していると、どんどんエネルギーが勝手に消費されていきます。
スマホやパソコンと同じく、どんどん容量を食っていって、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と頭の中が複雑化していって、結局「何もできない完璧主義」になってしまう。

私はマネースクリプトでは「お金さえあれば自由が得られる」と思っているタイプでした。
だから、「お金を十分に稼げていない自分は完璧じゃない!」と思っているんですね。

「完璧じゃない」から「完璧」になろうとして、どんどん高価なものを買ってしまう。
なぜなら「お金こそが自由の象徴」なので、お金をたくさん使わなければいけない高価な物を手に入れた自分は自由を手に入れたのと同等の価値があるから。

そんな複雑なことを一瞬で考えてお金を使っているわけではありませんが、こんな感じなのでしょう。

大嶋先生曰く「お金は愛の象徴」なので、「お金がかかるもの、高価なもの」を手に入れれば入れるほど、「愛される自分」と錯覚していたのかもしれない。

しかし、このマネースクリプトを書き換える作業をしてみると、「お金がなかったら、本当に幸せは手に入れられないのか?」という問題にぶち当たったのです。

そこで、先ほどの「ミニマリストと幸福感は相関関係がある」という話に戻ってきます。

なぜ、ミニマリストは幸せを感じやすいのかというと、物を持たないことがイコール幸せなのではなくて、物を持たない暮らしをするなら自分に本当に必要な物を厳選して持たないといけない。
なので、ミニマリストの人のまわりには「本当に自分にとって必要な物」しかないから、幸せを感じやすいのではないか…ということなんです。

物に多く囲まれて暮らす幸せもあると思います。
しかし、人間の脳は複雑な処理を苦手とするので、脳の負担を減らしてあげることでストレスが減り、幸せを実感しやすくなるのかもしれない。

(ここまでのお話は鈴木祐さんのブログを参考に、ナラティブで書かせていただきました)

で、「脳」というと大嶋メソッドでは「ミラーニューロン」ですね。

「ミラーニューロン」で他人から見た自分の印象を変えちゃおう!というお話は先日のブログ(「理想の自分になれない時は、そこに呪いの暗示が隠れているのかも」)の最後にチラッとお話していました。

よく恋愛なんかで「もうダメだ…」と思っていても冷却期間を持ったら関係が修復できるというのは、自分の中の相手への思い込みや、相手の中の自分へのイメージが新しく書き換えられるからかもしれません。

だいたい人の細胞というのは3か月で入れ替わるらしいのですが、細胞と同じように人間関係や記憶の整理もだいたい3か月ぐらいで定着したりするのではないでしょうか。

FAP療法の定着も、最初は4~5日様子をみてみます。
それで一旦定着したら、今度は3か月後ぐらいに大きな変化が見られるのではないかと私は思っています。

なので、そうすぐに人の印象というのは変わらないかもしれませんが、コツコツ地道にやっていくことで、トラウマ以外のことであっても最低3か月はコツコツ継続していくことで、「変えられない…」と自分で思い込んでいたことを変えらるのかもしれません。

「人は変わらない」が定説ですが、「変えられるかもしれない」と思うとちょっとワクワクするし、もし「自分を変えよう!」とか「相手を変えよう!」と思うなら、ミラーニューロンや無意識を活用してみると面白いかもしれません。

意識的に「変わろう!」と思っても変われないのは、科学の世界でも「意志の力ではなく、習慣でやること」と言われていますし、人間は本来、意志の力は弱いらしいのです。

自分の意志で「なんとかしよう!」と思ってもすぐにだらしない自分に戻ってしまって困る人は、ぜひ「他人の脳を変える!」を実践してみると、案外すんなり知らぬ間に変化していく自分を感じられるかもしれません。

「私でない何か」に常になりたかった私ですが、その自分のイメージすら誰かに作られたものかもしれません。

誰かの幻想の世界から抜け出すために、「理想の人の真似をしてみる」というのは効果的ですし、「理想の人」がいない場合は、自分が怒りにまみれて誰かに支配されて生きていることを考えてみても良いかもしれません。

 

本日のメタファー:スプーン、フォーク

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