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【過去作】働き者の、ある人に捧ぐ物語。

催眠スクリプト
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2019年9月6日に書いた催眠スクリプトです。

恐らく、これを書いた前日に『会社に沿うような振る舞い(ある人に捧ぐ)』を書いていたのですが、それ関連で書いたものだと思われます。

【過去作】会社に沿うような振る舞い(ある人に捧ぐ)
2019年9月5日に書いた催眠スクリプトです。 恐らく、出勤してすぐに会社の人間関係で嫌な思いをした時に書いたと思われます。 自分のために書いたというよりも、ある人を見てある人のために書いたものだったと思います。 それが本当に相手のためを思...

すでに記憶が曖昧なので、誰のために何のために書いたのかは忘れてしまいました。
前日に仕事の人間関係で嫌なことがあり、寝て起きても嫌な気持ちのままだったので再度このスクリプトを書いたのかもしれませんし、また職場に行ったら嫌な思いをしたのかもしれません。

 

 

ここは、豪華客船の一室のようです。
万年筆が置かれたテーブルに座って、さあ手紙を書こうとしています。
瓶に入った黒いインクにペン先をちょんちょんとつけますが、どうやら私は便箋を用意するのを忘れたようです。
ガタガタと机の引き出しを開けたり閉めたりしますが、想像しているような白くて薄いグレーの罫線が入っている便箋はありません。
どうしたものかなあ、と考えているうちに、ポタポタと筆先からインクが垂れそうになって、慌ててティッシュで拭き取ります。
万年筆は、本当は初めて使うので、やり方がこれで合っているかどうかはわかりません。
グラグラと客船が揺れて、テーブルの上のランプやらインクの蓋が少し横に移動していきます。
窓の外には青空が広がっており、カモメが数羽、鳴きながら優雅に空を泳いでいます。
私はあのカモメのように空を飛ぶよりは、しっかりした地面を歩きたいなあ、と上陸したあとのことを考えはじめます。
窓際のベッドまで歩くと、キシキシと木の床が音を立てます。
ゆっくりとこの船旅を楽しみたいけれども、やることがなさすぎて退屈なのです。
話し相手もいないし、誰に手紙を書くかも忘れてしまった。
ベッドに横たわりながら、サイドテーブルのランプを指でつつきます。
コツコツとガラスを叩く音が美しくて、何回でもつつきたくなるのです。
その度にゆらゆらと揺れる黄色いランプは、昼間に見るよりも夜に明かりを灯して見た方が絶対キレイだよなあ、とうっとり考えるのです。
そうこうしている内に眠くなってきたので、目を瞑ると、波の音と、波に揺れる自分の身体に注目することが出来ます。
次に目が覚めた時は、上陸間近だったらいいなあと思いつつ、夢の世界へと深く深く、眠りに落ちていくのです。

ひとつ、爽やかな空気が頭に流れていきます。
ふたつ、身体がだんだんと軽くなっていきます。
みっつ、大きく深呼吸をして頭がすっきりと目覚めます。

 

―――――

以下、AIが描いた催眠スクリプトのイラストです。
どれも素敵で4枚だけを選び難かったです。

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