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貯金をすることで支配から解放される

ひとりごと
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「貯金をしよう!」と今まで何度も考えて出来なかったのは、自分が使ったお金の大きさを確認したくなかったから。
「うわー…こんなにも使っちゃったんだ…」と絶望したくないから、見て来なかった。

だけど、実際に自分が使ったお金を家計簿につけてみると、意外と出費が少ないことが判明した。
心は、私のお金の不安を「あなたはお金の計算が出来ていないだけ」だと言っていたのだが、こういうことだったのかと分かった。

そう、私の場合は「お金をまた使い過ぎてしまった…」というショックでやけくそになり、「え~い!これを買ったのならこれも買ったれ!」みたいな自暴自棄になって財布の紐が緩んでしまっていたのです。

でも、きちんと毎日家計簿をつけていると、案外お金を使っていないことが分かった。
お金をそんなに使っていないことが分かると、自暴自棄に散財することが減っていったので、づんさんの家計簿術を始めた翌月は前月のマイナス6万円の支出で抑えられたのです。

きっと私にはこういうことが多いように思います。

勝手に自分で「ダメだ!」と決めつけてすべて投げやりになっていたのだけど、周囲から見たら全然そんなことなくて、自分の思い込みで損してしまっているということ。

自分にダメ出しをしていると、こういった負の副産物が生まれて人生をどんどん破壊していくのだなあと気づきます。

だからこそ、「自分の人生、今までよくやった!」とまずは自分自身を認めることが大切なのかもしれません。

最近、パレオさんこと鈴木佑さんの『無(最高の状態)』を読んでいるのですが、「自己」というのは集団によって変化するということが書かれています。

これは大嶋先生の著書にも繰り返し出てきますが、「私」というのはまわりのイメージで作られているんですよね。

まわりからの評価を「それが自分」だと思っていたり、母親から「あんたは〇〇だから」と言われたのを真に受けてその通りの人生を生きていたりします。

だから、本当の「自分」っていうのは本来「」なんですよね。
何も感じていない。

じゃあ、感情はどこから流れてくるの?というと、私は「葦」を思い出します。
それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』の一番最後の文章です。

私は、人の不快な感情をもう受け取りたくない!と思って必死に逃げようとしたり抵抗したりしていたけれど、自分が「一本の葦」だと考えた時、風に靡く葦の大群が向こうの方からザザザザー…とこちらまで波のように流れてくる光景が見えてくるのです。

一体感。

不快な感情も誰かの気持ちを背負ってしまうのも、一切排除するのは難しいかもしれない。
でも、その感情を「悪いもの」と決めつけずに流れに身を任せた時、妙な一体感を感じます。

すると、「不快な感情も心地良いかも」なんて感じる自分がいるのです。

今年のFAP上級講座は「否認」がテーマになっていましたが、自分の影を相手に投影することで自分の影を認めていないというのは、風に靡く一本の葦である私は他の葦が靡いているのに不自然に突っ立ったままのような気がしたのです。

「ああ、靡いてもいいんだ」と気づくのです。

完璧であろうとすることは自分にとっての目標だったかもしれないけれど、「誰のために?」と考えてみた時、「嫌われないために」と答えます。

「誰に嫌われないために?」と思ってみると、誰にかは分からないのです。
つまり、皆に嫌われたくないのです。

いろんな自己啓発本なんかで「すべての人に好かれるのは無理」ということが書かれていますが、私は諦めていなかった。
だって、人に嫌われるということは万死に値するから。

お金がないのもこれと一緒で、「お金がない自分は誰にも頼れない!」と思っていた。
誰にも頼れないから自分でなんとかして生活を立て直さないといけないと思って、必死だった。

それゆえにオーバーワークになってしまって、結局いつも体を壊してボロボロになりながら「もう働けない…」というところまで落ちて再起不能になる。

こうやっていつも豚小屋を燃やして焼豚を作っていましたが、私は豚小屋を燃やすついでにお札まで一緒に燃やしてしまっていたようです。

でも、家計簿をつけて気づいたことは「あ、豚小屋を燃やさなくたって、ちゃんと暮らしていけるじゃん!」ということ。

「お金がない、お金がない」と思っていたけれど、ないのはお金ではなく私の計算能力でした。
根拠のない不安は、現在の自分の不安ではなく過去の私の不安だったりします。

過去にお金がなかった時期のことを思い出してみると、私はいつでも母親に支えられていました。
それがまさか、母親の支配だったとは気づかずに、いつの間にか「母親がいないと何もできない自分」に仕立て上げられていたのです。

だから、私はいつも母親に怒っています。
遅い反抗期です。

母親と自分の距離を開けて、世間との繋がりを強固にするために、私は母親に怒るのです。
そうすることで少しずつお金を貯めて、いつか母親を越えてしまう自分を完全に許せるようになるように、私はきっとお金を貯め続けるのです。

心は言います。
「あなたのお金が貯まらないのは支配されているから。お金を貯めることで、母親の支配から解放されて自由に過ごせるはず」だと。

(この物語はナラティブです)

本日のメタファー:タイ焼きのような金魚、陶器でできた赤い金魚

 

私が唯一続いている家計簿術は、この本から学びました!

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本屋で一度スルーしたものの気になって後日購入したこの本は、私の家計簿人生を変えてくれました。
づんさんもうださんも、自分と同じようにいろんな家計簿を試しては続かなかったそうです。

それゆえに考案された「面倒くさくなく楽しく気軽に続けられる」づんさんの家計簿!
ぜひオススメしたいです。

づんさんの家計簿術の本は他にもたくんさん出版されてますし、Instagramで最初バズッたそうなのでインスタでも公開されています。

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