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FAP療法の前と後で他人の見方が180度変わった

気づきの記録
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FAP療法で心の傷を治療していくと、それまで仲良かった人と疎遠になることが多くなりました。

人の見え方が変わったのか、それまでの私が見ていた世界が歪んでいたからなのかは分かりませんが、「あれ?この人、こんなに性格悪かったっけ?」と気づくことが多くなったのです。

恐らく相手からしたら、私の方が性格が悪くなったように見えていたと思います。

大嶋先生の【「断れなくて損している」を簡単になくせる本】に“「NO!」と断った方が心地良い人間関係を築ける”と書かれていましたが、これを今の私は「NO!」と断っていくことで自然と合わない人と切れていくから心地良い人間関係だけが残って繋がっていく、と解釈しています。

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「断る人は人のことを考えていない性格が悪い人だ!」というのは、支配者から入れられていた呪いですが、断れなかった自分がバサバサと相手に自分の気持ちを伝えられるようになったのも関係の変化に大きく影響していたように思います。

それまでは自分の気持ちではなく他人の気持ちで生きていたので、相手に依存的でした。
相手が「うん」と言ったら私も「うん」ですし、相手の世界をそのまんま「私の世界」だと思い込んでいたのです。

だからFAP療法をして心の傷が消えていった時に、それまで会話が弾んでいた相手に「これって〇〇って思わない!?」と意気揚々と自分の意見を伝えると、「え…」ってひいた態度を取られてそこから関係がぷっつり切れていくことがほとんどでした。

私としては「なんで理解してもらえないんだろう?」と疑問でしたが、きっと相手も「福本さん、性格変わった」「前より優しくない」と思われていたと思います。

かなりオブラートに包んだ言い方をするとこのようになるのですが、もっと批判を恐れずストレートな言葉で言いますと、「この人、すごく良い人だったのに、こんなに性格悪かったの!」と見えてくることが多くなりました。

「え…私、今までこんな性格悪い人と盛り上がっていたわけ!?」と、自分にも相手の正体にもショックを受けます。

無意識的に言うと「良い/悪い」なんて判断基準はないですが、それまで盲目的に「この人は良い人!」と信じ切っていた人が私を汚いボロ雑巾を見るような目で見てきて、私の発言すべてに「それは違う」と否定してくるのです。

こんなことが立て続けに起こって、今まで私は一体何を見ていたんだろう…と落ち込みました。
しかし、きっと「義人はいない、一人もいない」です。

相手に期待するから理想化とこき下ろしが起こるわけで、「この人は良い人!」と思うから「え…この人、最低!」と思ってしまったのかもしれません。
ただ、FAP療法をする前にすごく意気統合していたのに、心の傷を取ってから「え…」とお互いに思った人とは、あれ以来全員の方と未だに絶縁状態です。

FAP療法で治療をする前は大事にならなかった喧嘩も、心の傷の治療後に些細なことで行き違いが起こって「ああ、もうこの人とは修復不可能だな」と思ったら、本当に溝が埋まらないまま疎遠になっていきました。

私はまだ39歳なので、この先の人生のどこかでもしかしたらまた繋がり合うのかもしれないので断言はできませんが、FAPをする前とした後では他人の見え方が180度変わりました。
「良い人が嫌な人になった」というと、お前はどんだけ聖人やねん!って話になりそうですが、「あなた、そんな人でしたっけ?」と思うことが本当に多かったのです。

でも、これが嫌なことかと言えば、そうではありません。
たしかに、「あれ?あなた、そんなこと言う人だっけ?」とその時はショックを受けましたが、FAPを受ける前までは人間関係リセット症候群だった私が、心の傷を取るとリセットしなくなったんです。

それまでは半年に1回の頻度で友達と一気に縁を切っていたのですが、気づけばなんだかんだ良い友人関係を続けてられている。

FAPの効果が定着していない頃は何度かリセットしようと人間関係をひっくり返そうとしたのですが、いつもなら破壊して更地に戻るところが戻らず、そのまま何晏系を継続していけています。
相手にとったら迷惑な話ですが(笑)

大嶋先生の数々の本を読んで、私は基本的信頼感がない人間だと自己診断しています。
人を信用できないんです。
だから親密になるのが怖くて、ある程度仲良くなったら破壊的な言動をして関係をぶち壊してしまいます。
ナラティブでは、回避型の愛着スタイルです。

でも、FAP療法で記憶を統合して、心の傷を持った多くの仲間たちの体験談をお聞きして、「自分だけじゃないんだな」ってことを知りました。

少しずつで良いんです。

一気にすべてを変えたい!まったくの別人に明日からなるんだ!と毎日泣きながら決心していた頃は何も変わらなかったのに、今や気づいたら凪の時間が多くなって、友達も破壊することなくどんどん広がっていっています。
そして、「NO」と言えるようになったし、怒れるようにもなった。

FAP療法は、一生変わらないと思っていた私のヘドロのような人生を「普通の幸せ」に変えてくれた、不思議だけど確かな心理療法だと思っています。

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