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お金持ちになれなかったのは、冷淡な自分になりたくなかったから。

ひとりごと
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以前、大嶋先生のブログ「緊張しちゃう人たち」で“特徴を7つ挙げてイメージしてみる”というのがあったと思います。
(こちらです)

それを今朝ふと思い出してやってみたら、やっぱり楽しい。

たとえば「お金持ちになりたい」と思っているとして、「でも、過去にいろいろやらかしてきた汚点があって、有名になればなるほど叩かれるのでは…」と不安になっている自分がいるとします。

そこで「健全にファンを増やしお金持ちになった人」をイメージしてみて、その特徴を7つ挙げてみます。

・誰にでも笑顔で愛想よく返事をすることができる。
・サバサバしていて爽やかな受け答えができる。
・お金を稼いでいるというイメージがなく、お金を稼ぐことに執着していない。
・自立心があり、ブレない自分の考えがしっかりとある。
・客観的な視点を持っていて、意見を述べる時は冷静に淡々と分析してから相手に伝える。
・見た目が整っていて清潔感がある。
・まっすぐ相手の方に体を向け、まっすぐ相手の目を見て話す。

この7つの特徴を自分が持っていると思いながらイメージしてみます。

すると、どこかアンドロイド的な冷たさを感じて、「感情」というものが感じられません。
「お金持ちになればなるほど、人の感情を忘れて世間に叩かれてしまう!」という不安が自分の中から湧き出てくるのです。

そこで「ペットや植物の世話をする」を足してみて、もう一度イメージしてみると「あ、なんだかほっこりとした感情になった~」と、「お金持ちになった自分」のイメージが無機質な者から柔らかい愛情を持った人間だと感じられるようになったのです。

特徴を7つ挙げてイメージしてみると面白いのは、自分に足りないものというか、自分は何に恐れているのか?などという「隠れた自分」が見えてくるとこです。

「この感覚があったから、今一つ掴めなかったのか~」というのが浮き彫りになってきます。

今回の私の「お金持ち」のイメージだと、「お金持ちは冷たい人」という思い込みがあったのかもしれません。

自分がいざお金持ちになったら愛情のない冷たい人になってしまうから、「貧乏が良い!」じゃないけれど「お金を持つと性格が悪くなる」と思っていたんですね。

うちは祖父が動物嫌いだったので、ペットは飼えませんでした。
ただ、祖父にバレないように金魚やハムスターは飼っていましたが、私は上手く世話をすることができませんでした。

植物もすぐに枯らしてしまうので(サボテンすら枯れたので)、「自分には育てる才能や根気がない」と思い込んでいたんです。

しかし、ゲームでは「育成ゲーム」というものが好きで、何かを育てることに情熱をかけていたのです。

現実では育てられないのに、どうしてゲームの中だと育てることに熱中できるのか?

それはきっと、ゲームの中だと「育てている」という意識がなかったからだと思います。

そういえば…とふと思い出すのが、私は元々すごく尽くすタイプだったということです。
だけど、あるキッカケで「二度と人に優しくしない!」と思ったことがあって、「お金を持つと搾取される」とどこかで思っていたのかもしれません。

ゲームの中で優しく世話をしたとしても、私の現実のお金を奪われたり時間を延々と奪われることはありません。
課金するのは自分の意志だし、ゲームに使う時間も「自分が好きでやっている」と思えるから。

「人に優しくすると損をする」とどこかで思い始めてしまって、元々はコミュニケーション好きだったのに、いつの間にか孤独を愛する人みたいになってしまって、他人にお金を使うのが嫌!となってしまっていたのでした。

真のお金持ちというのは“人脈”を持っています。
“人脈”がお金に繋がるということは、いろんな本に書いてあります。

結局「お金を稼ごう!」と思ったら、「人にお金を出してもらう」わけなので、自分が人間嫌いだと「自分の価値にお金を払ってくれる人がいない」ということが起こります。

“お金”が自分の元に集まっても散財してしまっていたのは人間嫌いのストレスからだったし、人間嫌いになったのも元々そういう性質だったからではなく、元は人見知りをしない面倒見の良い人間だったのがいつしか拗らせてしまっていたから。

「ペットや植物の世話をする」と思った時に、たしかに自分の中に嫌悪感が出てくるのを感じます。
だけど、それは「動物や植物に愛情を注いで笑顔で接する自分」がどこか偽りのものだからだと感じる嫌悪感です。

「本当は優しい自分」を認めた時に、人に搾取されてきた怒りや恐怖を手放せるのかもしれない。

私はどこかで「優しくない人になりたい!」とずっと願っていたけれど、それは人に搾取された時に落ち込むのが私ではなく母親だったから。

私自身は何とも思っていなかったのに母親が「あんたはお人好し!」と言って、私の行為を「あーあ、なんでそんなことしちゃったのかな」と責めるから。
「だから、あんたは人に良いように利用される」と、私が怒られてきたから。

面白いことに、今の彼氏のことも母親と妹は「結婚詐欺じゃない!?」と言ってきます。
付き合い始めの頃は「あんた、騙されてるんじゃない?」という母親の言葉を真に受けてしまって、それまで順調だった彼氏との関係をことごとく疑って踏み躙り潰しました。

それでも、真摯に受け止めて向き合おうとしてくれる彼にこたえようと、必死に「心に聞く」で母親の暗示を解いていったところ、付き合い始めの頃よりも楽しい関係に修復できたのです。

母親の言葉は強力な暗示となって私の中に残っていたのですが、その暗示が私のいろんなものにリミッターをかけて不自由にしてしまっていました。

まるで、厳重に鍵をかけてチェーンでグルグル巻きにされた宝箱の中に自分の本来の能力を閉じ込められたまま、海中に投げ捨てられて、海の底でずっと救助されるのを待っていたかのように。

私は母親に「世話される」側ではなく、自分が「世話をする」側だということを自覚した時に、「自分の能力でお金を稼いで自由になっても、母親への裏切りじゃない」と思えるのかもしれません。

「お金を稼ぐのは悪いこと、卑しいこと」だと心のどこかで思っていたのは、母親から大切に育ててもらえたリミッターだったけれど、今の私にはもう必要のないものなのかもしれないなと、そんなことを思うのです。

 

本日のメタファー:はなさかじいさん、ここ掘れワンワン

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