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空を飛んでいる豚を描いてました。

気づきの記録
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【いつも「ダメなほうへ行ってしまう」クセを治す方法】「悪夢から目覚める」メソッドが紹介されています。

本当は相手に優しくしたいのに、意地悪なことを言ってしまって関係を破壊してしまいそうになっている時、実は目を開けたまま悪夢を見ている状態なのかもしれません。

「これを言っちゃいけないやろう」と頭では分かっているのに、相手の態度や言葉にカチン!ときて余計なことを言って嫌がられてしまう…。
そう、自分の頭の中で描いていた不幸な現実を自らの言動で現実にしてしまっているのです。

そんな時にイメージすると良いのが「あ!豚が空を飛んでいる!」なんです。

私はこの本を、発売当初に一度読んでいます。
この豚のページにしっかりと付箋を貼っています。
でも、最近再読するまでスッカリ忘れていたんですよ。

実は2020年に仕事で大きな心の傷を負って休職していた時に、ふと「昔みたいに絵を描こう!」と思い立って、毎晩1時間絵を描いていたのです。

大嶋先生を知る前は、雑誌やネットの写真を模写していたのですが、「心に聞く」ができるようになった私は「心よ!と聞いて出てきたイメージをイラストにしてみよう!」と思っていました。
(先日までYouTubeに投稿していたnoteの催眠スクリプトもこの時期に書いていました)

ある日、心に聞いて出てきたイメージがこちらです。

豚が飛んでいます。

「なんやこの豚?」とずっと思っていたんですよ。
「ピンクの豚」というと、私の中では「豚さん貯金箱」をイメージするのですが、よく分かりませんでした。
そして、特に豚の絵を描きたい!と思っていたわけでもないので、「豚を描くの苦手なんだよなあ」と思いながら描いていた記憶があります。

いつも「ダメなほうへいってしまう」クセを治す方法】が発売されたのは、2018年。
私がこの豚の絵を描いたのは2020年。
そして、再読して「あ!これあの時書いた豚の絵やん!」と気づいたのが現在2024年。

時を越えて、私はこの豚の絵の意味が分かったのです。
まさに、時に適って美しい。

あの時の私は、みんなが「よくやった!」と言ってくれている中、一人落ち込んでいました。
尋常じゃないぐらい罪悪感と怒りにまみれていて、人間が大っ嫌いになっていました。

岡田斗司夫氏の「欲求の4タイプ」の話でいうと、私は理想型なので、結果より過程が大事なんです。

なので、みんなが到達できない結果を残せたからと言って、その過程に全く納得できない自分はとても自分を責めていたし、後悔で押しつぶされそうになっていました。
泣くことすら許されないという感じで、無感情・無表情になってしまって、何をしても胸が苦しくて楽しいと思えない。
むしろ楽しいと思うことが罪というような気持ちで毎日生きていました。

何もかもが灰色に見えている中、久しぶりに大嶋先生のTwitterを見ると、YouTubeで感謝祭を行うとの告知を目にしました。

しばらく大嶋先生から離れていた私は「ちゃんと大嶋先生の本を読もう!」と思って、また大嶋メソッドと向き合います。
ちなみに、この頃からAmazonのレビューを書くようになりました。
それまでは自分の文章が人目に触れるのが怖かったし、レビューを書いても「なに的外れなこと書いてんねん!」と思われるのが怖くて、レビューを書けずにいたのです。

でも、この大きな心の傷で再び大嶋熱が燃え上がった私は、「心に聞く」を思い出して、それを小説にしたり絵にしたりすることにしたのです。

余談ですが、今から思うととても不思議なのが、当時は月収70万円あって30日フルで13時間働いてて、でもお金を全く使っていないので貯金がすごくあったんです。
それなのに、一度もインサイトに行かなかったんですよね。
休みの日は毎日ベッドの上で空を眺めているか、デスクに座ってひたすら大嶋本を読んでいるかでした。
友達が0人だったので、誰にも相談できず。
家族にも当時の恋人にも完全に心を閉ざして、セルフFAPをすることすら頭になくて、ひたすら「自分の寿命は?」とか考えていました。

仕事も恋愛も絶望的だったこの時にこそインサイトで治療を受けようよ!と今なら思うのですが、本当に私は「人に頼る」ということができなかったのです。

そんなことを思い出しながらこの豚のイラストを眺めていると、「当時の苦しい私の心はちゃんと知っていたんだ」という気持ちになってきます。

あの時の私がこの本を再読していても、きっと受け入れられなかったと思います。
「悪夢って何?現実に起こってるんだけど!」と。
でも、色々経た今なら分かります。
「あなた、ずっと悪夢見てたよね!」って。

前の職場のスタッフの方々は、私のことを超ネガティブだと思っています。
数年経った今でもそう思われています。

誰よりも稼いでいるのに、なんでそんな不安なの?とか、あなたが嫌われるわけないやん!とか、口臭がするとか気のせいです!とか、いろんな人にさまざまな私の不安を聞いてもらったけど、みんな口を揃えて「あなたの(被害)妄想」と言うのです。

でもこれって、ちゃんと睡眠パターンが取れていなかったから、目を開けながら「悪夢を見ている!」という状態になっていたのかもしれません。

小学生の頃から眠れない私は、基本3時間睡眠でした。
常に緊張していて眠れなかったんですよね。

過度な緊張が取れた今の私でも、睡眠不足が続くとやはり「悪夢を見ている!」状態になってしまいます。
人の気持ちをネガティブに捉えてしまって余計なことをしたり言ったり、勝手に絶望的な気分になってしまいます。

「豚なんて描きたくないんだけどなあ」と思いながら描いたこの豚の絵は、きっと私の否認だったんでしょうね。
よくぞこの時に豚を描いてくれた!と、過去の自分を尊敬し感謝しています。

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