PR
スポンサーリンク

【逆説的批評読書会】第3回は10月です

お知らせ
スポンサーリンク

趣旨や詳細はこちらの記事をご覧ください。

【新・読書会】逆説的批評読書会
2024年8月から、毎月第1日曜日に読書会を開催いたします。 しばらくは【逆説的批評読書会】形式で行います。 ある課題本を読んでいただき、あえて本の内容と逆の立場から批評して多角的視点を養うのが目的です。 意識的になってしまって万能感バリバ...

 

第3回の課題本は、前回参加者さまのリクエストより【罪悪感をなくして心のフットワークをよくする処方箋】です。

created by Rinker
¥1,069 (2024/09/16 11:07:23時点 Amazon調べ-詳細)

■開催日時:2024年10月6日(日)午前9時~11時

■参加費:800円

Zoomでの開催となります。
当日のZoomリンクは、お申し込み時の自動配信メールに記載されています。

※円滑なコミュニケーションのため、Zoomでのお顔出しをお願いいたします。

<発表してほしいポイント>

参加者さま全員に発表していただきたいのですが、いくつかポイントをお伝えさせていただきます。

・もし今までに一度以上この本を読んだことがあるのであれば、読もうと思ったキッカケは?
・読んで共感した部分
・読んで気づきを得た部分
・実際に試してみたメソッド
・あえてこの本の内容と反対の立場になってみて、この本と反対意見を言ってみよう!

上記以外にも、発表したいことがあればぜひ積極的にじゃんじゃん発表しちゃってください!
本の内容は逆説的に批評しますが、参加者さまの意見に批判や否定はしませんので、ご安心ください。
また、課題本は読み終えていなくてOKです。
発表のポイントさえ押さえていただけていましたら、大丈夫です。

発売直後に読んだ時の感想

大嶋先生の本は、必ず発売したらすぐに入手して読みます。
2021年にこの本を読んだ時に私の感想は、「え!これって罪悪感だったんだ…」です。

それまでも「罪悪感」というワードはなんとなく感じていたけれど、いざこの本を読むと日常の至るところに罪悪感があることに気づいたのです。
「罪悪感」という言葉は知っていたけれど、本当の意味を分かっていなかったんだと思いました。

無自覚に何度も何度も「こんなことをしたらダメだ」を毎日繰り返していましたが、それが罪悪感に繋がっていたんだということ。
大嶋先生がブログで

何度も繰り返しちゃうことの裏には罪悪感がかなり高い割合で隠れていることがあります。

とお返事をくださって、より納得しました。

トラウマというのはそもそも、状況記憶と感情記憶がショックでバラバラになっちゃって記憶の引き出しにしまえなくなってしまったもの。
その記憶を整理したいがゆえに、トラウマの再上演をやってしまう。
そう、そのトラウマが起こった状況と同じ状況を作り出して、バラバラになってしまったパズルのピースを当てはめようと無自覚にしてしまっているんですよね。
それが、「何度も同じことを繰り返して罪悪感を感じてしまう」要因なのかもしれません。

そして、薄々ずっと感じていましたが、「私はこんなにダメ人間なんですう~」と目の前の人に吐露することで、「そんなことないですよ!」と相手に言わせようとしているあざとい自分。
それは汚物を相手に投げつけて相手から安心感を搾取しようとしているような気がして、こんなやり取りをした後は決まって吐き気を感じていました。
自分の穢れを自分で注げないから、誰かにキレイに洗い流してほしかったのです。

さらにこの本には、『4つの愛』の話も出てきます。

私はこの本を読んだ時に、「私は今、あの人にアガペーしている」とか「お客様にフィリアで接しよう」とか「あの人は私にエロスを求めてきている」と中指ビンゴで探っていました。

ちなみに私が大学時代に学んでいたのは、リー(Lee.1973)の恋愛の色彩理論です。
「人間関係論」という大好きな教科で学びました。

以下、山岡先生の著書から抜粋させていただきます。

created by Rinker
¥1 (2024/09/16 11:07:24時点 Amazon調べ-詳細)

今は絶版になってしまっているのかもしれませんが、この【サイコ・ナビ 心理学案内】には恋愛の色彩理論の他、記憶と情報処理、愛着の発達、自我の発達とアイデンティティ、知性の発達、対人魅力と恋愛行動、線所行動、集団の中の影響過程…など、心理学の基礎を網羅するあらゆる研究と興味深い話がたくさん解説されています。
大学時代の私のバイブルでした。

リーの研究結果では恋愛には6つの愛のスタイルがあることが判明しました。

ルダス…遊びの愛
→恋愛をゲームとして捉え 、自分が楽しむことを重要視している。
複数相手と交際したりして、プライベートに踏み込まれることを嫌う自己中な恋愛スタイル。
嘘はゲームの駆け引きとして正当化する。
テイク&テイク。

アガペ…愛他的な愛
相手のために自己犠牲することを厭わない。
相手が幸せになることが自分の幸せの大前提であり、見返りを求めない。
好きな人が自分の友人であるならば、自分は相手のこのと諦めて応援するようなタイプ。
ギブ&ギブ。

マニア…狂気的な愛
恋愛に熱中して相手のことしか考えられないような、痛みを伴う愛を求める。
愛に憧れ、嫉妬や独占欲など激しい感情を伴い、感情が極端。
愛のない人生は生きる価値がないと思い込んで、振られたり浮気されたりすると死を考えてしまう。
頻繁に会いたい、いつも一緒にいたい、欲求が満たされないと不安で感情のコントロールができなくなる。

ストーゲイ…友愛的な愛
友情や仲間意識に近い穏かな愛。
兄弟姉妹のような自然な愛情で、長い時間をかけて相手を自分の人生に受け入れて育んでいく。
興奮はなく、安定。リラックスした関係を作る。性には消極的。
マニアとは対照的で、長期間離れていても不安や嫉妬は感じない。

エロス…美への愛
人生で愛は最も重要なものであり、常に恋愛に突入する準備ができている!という恋愛至上主義。
相手の外見の美しさを重視する。相手に夢中になる。
好みのタイプにこだわり、ロマンチストであり、性にも積極的。
相手に対してオープンで、急いで誠実な関係を作ろうとする。

プラグマ…実利的な愛
お互いに助け合って上手くやっていく関係を求める。
自分と類似した相手を求め、同時に補佐的な欲求を満たしてくれるような相手を求める。
ストーゲイと似ており長期的に親しい関係を求めるが、社会的地位(収入、学歴、家柄、外見)が釣り合うかどうかなどの基準で相手を選択する。

話が脱線しましたが、大嶋先生の【罪悪感】の話に戻ります。

【罪悪感】の本を読んでいる間は「罪悪感は手放していいもの」という言葉が御守りになっていました。

「罪悪感」は、私の人生を灰色にします。
気づいたら味気ない毎日、色がない毎日、いや、色を感じてはいけない…そんな気持ちになっています。
だから、罪悪感を抱えている時は、ひたすら苦しい道、灰色の色がない人生を選んで、自分を罰しているのです。
あれですね、ミヒャエル・エンデの【モモ】の時間泥棒を思い出しますね。

created by Rinker
¥880 (2024/09/16 17:09:25時点 Amazon調べ-詳細)

だけど、一度【罪悪感】の本を読んで、毎日に「色」がなくなってしまっている時は、そこに罪悪感が隠れているのかもしれないと思い出します。

私の灰色の心に美しい虹を架けてくれた、この本は大嶋先生からのプレゼントだと思っています。

お申込みはこちらから

お申込みは下記リンクからお願いいたします。
開催日によって課題本が変わりますので、お間違いのないようお気をつけください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました