私は、人の中にいても孤独でした。
というか、人と一緒にいる時のほうが強く孤独を感じていました。
それをある人に伝えてみると、「え?そんなことないですけど」って言われて、ガーン!となったことがありました。
私は昔から、どの集団に入っても馴染めないと思っていました。
なんだか浮いてしまう。
自分はみんなと仲良くなりたいはずなのに、変な発言をして「はあ?」みたいな空気が流れてしまったり、自分が言ったことを理解してもらえなかったり。
だけど、それってトラウマなんです。
そして、母親の嫉妬でそうなってしまっています。
私が専門学校生の頃、家族が苦手だったので、彼氏ができた途端にほとんど家に帰らなくなりました。
バイトもしていたので、帰宅時間は深夜0時前。
そこから徹夜でレンタルしてきた映画を観るので、家族が起きる頃に眠ります。
元々、小学生の頃から家族に馴染めなかった私は、家の中でも浮いていました。
私が喋るとしーんとするあの感じは、何も学校だけじゃなかったんです。
そもそも家の中で「はあ?」という顔をされる。
だからいつも居心地が悪いと思っていました。
本当は、自分のことを理解してほしいと必死で訴えているつもりだったんだけど、母親から見ると生理でヒステリックに怒っている私に見えていたようです。
怒りを上手に出せなかった私は、感情のコントロールの術を知らず、何にでも当たり散らす鬼のような存在でした。
それでも「母親」に縛られていた私は、彼氏と外泊する連絡を母親にするたびに、ものすごい罪悪感を感じていたのです。
自分は何て親不孝者なのだと思っていました。
いつも家族に迷惑をかけていて、生きているだけでみんなを不幸にするのが自分という存在なのだと思うと、息苦しさでどうにかなってしまいそうです。
だけど、心に聞くと「私が悪いことをするのは、母親のせい」と言うんです。
どういうこと?と思ってさらに心に聞いていくと、心は「だって、母親はあなたを悪者にするじゃない」と言ってきます。
たしかに、私はいつでも悪者でした。
何かを相談しようとしたら「そんなんできるわけないやろ」と頭から否定され、「考えが浅い子」という烙印をされます。
自分の本当の気持ちを話そうとしたら、「それは気のせい」とまともに取り合ってくれません。
どうして、私の言葉をそのまま捉えてくれないんだろう?
どうして、いつも私が話したことを「これはこういうことでしょ」と違う話にすり替えられるのだろう?
生まれた時から多分そんな環境だったから、私は自分の家族以外もみんなそんな人間だと無自覚に思い込んで生きてきました。
でも、私が「また自分が悪いことをして、母親を不幸にしてしまっている」と感じている壊れそうなほど痛い罪悪感は、母親が私を実は全く理解していないことが原因でした。
どれだけ自分を責めて「もう二度とこんなことはしない!」と反省して自分に誓っても、また同じ過ちを繰り返してしまう。
でも、それって自分の何かが悪いのではなくて、母親が実は私のことを全く理解していないから起こる現象なのです。
つまり、私の心の傷は「母親は私のことをよく理解している」という勘違いから孤独が生まれて、「誰とも馴染めない!」という苦しみが生まれていたわけです。
じゃあ、私が私らしくいるには、本当に母親は必要なの?と考えてみる。
すると、「母親を捨てる準備をする」と頭に浮かんでくるので、「母親を捨てる準備って何?」と思いながら、母親を捨てたところを想像してみる。
①恋をする
これはなんとなくイメージできると思います。
私は実は母親の彼氏になってしまっていたから、どの彼氏と付き合っても結局は上手くいかない。
だって、母親以外「私のことを理解してくれない!」と思っているから、ちょっとでも自分の考えと違うことを相手がしたら途端に許せなくなるから。
母親と相思相愛だったのを、恋をすることでローカルネットワークからグローバルネットワークに切り替えてみる。
すると、彼氏がかっこよく見えるじゃないですか!
②人に縋る
私はこれ、なかなかできませんでした。
誰かに助けを求めるって、なんだかものすごく抵抗があったんです。
それってなぜかというと、母親に助けてもらった経験がないから。
いや、実際には母親はいつも私を助けてくれていました。
でも母親の援助って私のためではなく、母親自身のためだったんです。
だから、母親が助けたい時にだけ私は救われて、私が本当に助けて欲しい時には母親はそんな気分じゃないので突き放されるんです。
都合の良い女になるって、このことなんだなあと思います。
③母親を突き放す
つまり、母親に冷たく接するということです。
これも私はなかなかできませんでいたねえ。
だって、母親に冷たく接すると、ものすごい罪悪感が湧いてくるんです。
どれだけ母親のことがうざくても、母親を突き放せなかったのは、「かわいそうな母親」が私には見えていたから。
だけど、母親にイライラしながらも傍にいるって、めちゃくちゃ不健全ですよね。
しかもイライラしてると、「こんなにイライラしてしまうなんて、自分は人間失格だ」という感覚になっていきます。
そんな罪悪感を乗り越えて母親を突き放してみると、「なんて世界は広いんだ!」と感動します。
「こんなに息が吸いやすいなんて!」と、今まで常に溺れそうになってヒューヒュー言っていた自分が嘘のようです。
これらは今すぐできなくても大丈夫です。
ただ、母親を捨てるって悪いことじゃない。
母親を捨てたら捨てたで、生きている限りそこからまた新しい世界が始まっていく。
私が私らしくいるために、母親は本当に必要?
そう聞いてみるだけでも、私の世界はとても違って見えたんです。
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最近、インスタライブ「10分ラジオ」で話す内容を“心に聞く”で決めています。
それを続けていたら、ある日「あれ?これって大嶋先生が毎朝ブログを書くために1時間心に聞いているのと同じことをしているかも!?」とちょっとうれしくなったので、今回から先に全部書く内容を心に聞いてから書いていこうと思います。
今までは、「そんな面倒くさいことできない!」と思って、一文ずつ「心よ!次の一文を教えて!」と聞きながら書いていたので、なかなかブログの終わりどころが分からず長文になっていました。
けれど、インスタライブで心に聞いた内容で話していると、話の展開がとても面白い!
ということで、【ひとりごと】再開していこうと思います。
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