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今の自分と理想の自分を統合するスクリプト

催眠スクリプト
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ある小学生の女の子が、家の前の道路で縄跳びをしていました。

そして、その女の子は赤いスカートを履いていて、赤い縄跳びをビュンビュン前へ後ろへと手首のスナップを利かせて飛んでいます。

そうして、女の子がジャンプするたびに、アスファルトの影が女の子の足元から離れて、着地するとまた女の子とくっついて、1人なのにまるで2人で遊んでいるようで楽しくて、女の子は自分の影に追いつかれないようにとどんどん手首のスナップを速めていきます。

それから、女の子は二重跳びをしたり交差跳びをしたりしていたのですが、なんだか単調で飽きてきたので、三重跳びに挑戦しようと思ってぐるぐる縄を高速回転させるのですが、何回やっても足首に縄が引っ掛かってしまうので、やがて赤い縄跳びを玄関前の石段に放り投げて別の遊びを始めます。

しかし、しばらくちょうちょを追いかけたり、道路を歩く蟻の列を眺めたりしていたのですが、やっぱり女の子の頭の中には「三重跳びをマスターしたい!」という思いがあったので、もう一度赤い縄跳びを持って、ビュビュン!と縄の音を立ててジャンプします。

けれど、やっぱり案の定同じところで縄が引っ掛かってしまって、女の子は「もう!」と縄跳びに怒るのですが、そんなことをしても何も変わらないことを知っていたので、少し近所を散歩しようと思って左右の道を交互に見ると、「こっちに行きたい!」と思った方へと進んでいきました。

そうすると、ある駐車場の前で真っ赤な三角のコーンを発見して、「これの名前は何て言うんだろうな」と思ったんです。

そして、三角コーンも自分のスカートも縄跳びも「真っ赤なんだ!」ということに気づくとなんだかうれしくなって、スキップをすると、アスファルトに響く足音がタンタタン・タンタタンと道路脇の家の壁に響きます。

それから、女の子は三角コーンが実は軽いんだということを知っているのは、運動会で何度も倉庫から出し入れをしたからで、その時のことを思い出していると、なんだか全速力で走りたくなって、固いアスファルトを思いっきり蹴ります。

そうして、ぐんとふくらはぎが伸びる感覚を感じながら、1つの目の白い壁の家、2つ目のオレンジの屋根の家…と順番に駆けていきます。

さらに、3軒目の庭が広い家、4軒目のお肉屋さん、5軒目の本屋さん…と駆け抜けていくと、向かいからおばちゃんが歩いてきて、「あら!走るのがとっても速いわね!」と声を掛けられたんです。

なので、私は足を止めて、おばちゃんの歩幅に合わせて歩くと、おばちゃんはにっこりと笑うので、私もにっこりと笑って挨拶をしてから、「おばちゃんはお肉屋さんに行ってきたの?」と、おばちゃんが手に提げいている白いレジ袋に視線をやります。

すると、おばちゃんはさらににっこりと笑って、「そうなのよ~」と私に笑いかけてくれるので、私はなんだか自分の推理が当たったことがうれしくて、今度はおばちゃんの晩ごはんを当てようと思って、またじーっと白いレジ袋を眺めます。

しかしながら、白いレジ袋はおばちゃんの腕の中でカサカサ音を立てているけれど、おばちゃんが買ったお肉のバックはどれぐらいの大きさかここから見では分からないので、うーんと私は考え込みます。

そして、そんな私の心境を知ってか知らずか、おばちゃんは「君はどんな肉料理が好き?」と尋ねてくれたので、私は頭の中で自分が知っている限りの肉料理を引っ張り出してきて、「どれが好きかな?」と頭の中で比べて考えてみます。

そうやって、目の前のおばちゃんは考える私のことをニコニコしながら眺めていて、そのおばちゃんのうれしそうな表情を見ていると私は真剣に考えるのがどうでもよくなってきたので、その時にパッと浮かんできた「ハンバーグ!」と答えました。

でも、ハンバーグが好きかどうかと言えば、ハンバーグよりももっと好きなものがありそうだなあと思ったんだけれど、いろんな肉料理を頭の中で再現している間に、お肉を焼くあのジュワ~…!という音が突然の空腹感を感じさせるのです。

だから、私は今すぐにおばちゃんとさよならをして家に帰って、お母さんに「今日の晩ご飯は何?」と聞きたくなって、くるりと今来た道の方へと向くと、空腹感を感じるお腹を片手で抑えながら、自分の家に一直線に駆けていきます。

すると、自分の家に近づいてくるにつれて、なんだか良いにおいが漂ってくるので、私はそのにおいから今日の晩ご飯を推理しようとワクワクしながら、玄関のドアを開けます。

そして、玄関を開けると台所から漂ってくる香ばしいにおいはますますはっきりと強くなって、私は脱いだ靴をきちんと揃えることももどかしくて、大きな足音を立てながら台所へと小走りに走っていきます。

それから、廊下の突き当りにある台所のドアを開けると、もくもくと白い煙の中に母親が立っているのが見えて、視界を遮る白い煙を払いのけながら、「これはサンマの塩焼きだ!」と私の中で答が見つかったことがうれしくなります。

けれど、ご飯の時間にはまだ早いので、サンマの塩焼きだと分かってちょっと落ち着いた空腹感を抱えながら、ゆっくりと自分の部屋のドアを開けるとピンクのシーツのベッドが見えて、私はその上へドサッと寝転がります。

そうしたら、夕飯まで起きていようと思っていたのに、だんだんと瞼が重くなっていき、遠ざかる意識の中で、ドアの向こうの台所から聞こえるトントントンという包丁のリズムが心地良く耳に響きます。

こうして、私はいつしか意識を失って、夢の中でもあのトントントンという小気味よいリズムを聞きながら、スー…スー…と深くゆっくりとした自分の寝息を感じるのです。

 

ひとつ、爽やかな空気が頭に流れてきます。
ふたつ、身体がだんだんと軽くなってきます。
みっつ、大きく深呼吸をして頭がすっきりと目覚めます。

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