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親からの嫉妬で恋愛を潰される…【すごい恋愛ホルモン】レビュー追記

オススメ大嶋本
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1つ、【すごい恋愛ホルモン】のレビューで書き忘れたことがあるので、追記します。

他のブログ記事にも書いていたと思いますが、改めてこの恋愛本を読んで気づいたのが、「母親の嫉妬で恋愛を潰されてきた」ということです。

嫉妬の発作というのは動物的な発作なのでコントロールしようと思ってもできるものではありません
「親なんだから、子どもに嫉妬なんてしないやろ!」と思うかもしれませんが、親子関係というのは上下関係が顕著に出やすい典型的な例です。

「母親」は、その身を犠牲にして私を産んで今まで育ててくれたし、子どもよりも母親の方が長く生きていて経験があります。

そんなわけで、嫉妬の条件「自分よりも下だと思っているものが、素晴らしいものを持っている」に当てはまるのです。

 

私は、幼少期から母親と折り合いが悪く、21歳で専門学校を卒業した後に家出をしました。
その後、一応仲直りはしたのですが、ことあるごとに電話で大ゲンカを繰り返す険悪な仲でした。

それなのに、不思議と毎回、彼氏が変わるたびに実家に彼氏を連れて帰って、母親に紹介していたのです。

当時、私の彼氏は半年に1回変わっていました。
その彼氏を、なんだかんだ理由をつけて一緒に実家に帰省していたのですが、母親は人見知りで私の彼氏と何を喋って良いのか悩みますし、私も特に積極的に彼氏と母親が話すように間を取り持ったりしないのですが、なぜか彼氏が変わる度に実家に帰っていました。

そして、必ず実家に帰った後に彼氏との仲が悪化して、半年持たずに破局してしまう…そしてまた新しい彼氏ができたら母親に紹介する、の繰り返しだったのです。

その後、私は鬱病になり、仕事もすべて辞めて大阪の一人暮しから実家へと戻りました。
しばらくは彼氏も作らず、そして29歳の時にある大きなショックで本当に「彼氏も結婚も、人生でもう要らない」と決心してから数年、まともな彼氏がいませんでした。

そして、FAP療法やら催眠スクリプトやらで回復してきた時に偶然出会った人がいるのですが、その人に積極的にアプローチされ、お付き合いすることに。

その人は実家がお金持ちでしたし、本人も年収1500万だと言っていて、過去の彼氏はみんな金欠な人ばかりだったので「え!すごい!」と思っていました。

それで、やめておけばいいのに、母親に新しくできた彼氏が「お金持ちですごいねん!」と伝えたのです。
そこにはもちろん、「お金持ちで素敵な彼氏ができた!褒めて!」という気持ちがあったと思います。

私にとっては今までの彼氏と全然違う!という感覚だったので、てっきり母親が喜んでくれるものだと思って伝えたのですが、母親からは「あんた騙されてるんちゃうん」と疑いの一言。
さらに彼氏の年齢を聞いた母親に「おっさんやん」と言われる。
(この彼氏の前に付き合っていた元カレが、私の10歳年下だったのもあると思います)

まさかそんなことを言われると思っていなかった私は、母親が喜んでくれなかったことにショックを受けたのと、彼氏のことを悪く言われたことに傷つきました。
そして、この出来事の後から、彼氏にまったく優しく接することが出来なくなってしまったのです。

この彼氏はとても優しく、たくさんの話を聞いてくれる人だったのですが、母親との一件から「ウザイ!」という感じに思ってしまって、優しい彼氏にイライラをぶつけるようになりました。
すると、どんどん彼氏と喧嘩が増えていって、あれだけ仲が良かったのに最悪に仲が悪くなり、いつも連絡をくれていた彼氏からの連絡が目に見えて減っていき、そこでまた私の発作が起こります。

母親に「騙されてるんちゃうん、あんた大丈夫?」と「おっさん」と言われたワードが自分の中で引っ掛かって、彼氏に優しく出来なかったんだ…と気づいたのは、その数か月後です。
母親に言われた言葉はスッポリ抜けてしまっていて、「なんか彼氏にイライラする!」という感覚だけが残ってしまっていたのです。

そんな状態ですから、母親に恋愛相談なんてしてしまったら、よっぽどの相手を連れてこないかぎり、彼のことを“変態”とか“ストーカー”とか“ダメ人間”にされてしまいます。(p177)

思い返してみると、このお金持ちの彼氏以外にも、たとえば「前の彼氏の方が良かったわ~」とか「前の人は?」とか言われると、私としては「え…今の彼氏はダメなんだ…」と思ってしまって、今カレへのダメ出しが始まってしまいます。

恋のホルモン≫はダメ出しで分泌が止まってしまいます

それまでは「この人、素敵!」と無条件に思えていたのが、母親の引っ掛かる言葉を聞いてから「どこがダメだったんだろう…」と粗探しを始めてしまうと、今まで何とも思っていなかったことまで気になってきます。

そんなこんなで、母親はまさか私の恋愛を破壊するつもりはなかっただろうけれど、見事幸せになるはずの関係ぶち壊されてきたのです。

それが結果的に良かったのかどうか分かりませんが…関係が壊れたから出会えた人もたくさんいますし、別れたことになった人もいます。
でも、すべては時にかなって美しいし、エラーの中に無意識が宿っているのかもしれませんね。

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