大嶋信頼先生の本には、たくさんの自由になるメソッドが出てきます。
その中で、私が試してみて「おお!」と思ったものを紹介していきます。
スネ夫の弱点を見つける
【「やる気が出ない」が一瞬で消える方法】より、「快・不快コード」のバグ撃退法の1つスネ夫の弱点を見つける。
私は、「会うのが嫌だなあ」と思っている人を思い浮かべました。
まずは眉間のあたりが弱点かな?と思ったのですが、イメージの中の嫌な人は相変わらず横柄な態度でピンピンしています。
眉間じゃないのか…と思って、別の弱点を探ってみます。
すると「髪の毛」がピンときます。
たしかにその人は長い髪の毛をされているのですが、「まさか~」と思いながら、イメージの中のその人の髪の毛に注目してみます。
すると、髪の毛をぶちぶちむしり取るイメージが出てきて、さっきまで平気だったその人がわんわん泣き出しました。
それまでは、感情的で威圧的なその人に会うのがものすごくストレスで胃がキリキリしていたのですが、「弱点!」と思って髪の毛をむしり取るイメージをすると、恐怖心がなくなって何も感じなくなります。
相手には弱点などなく完璧な存在であり、自分には成す術がないと無自覚に思っていたから、無気力になって相手の言いなりになってしまっていたのかもしれません。
最良のものに生贄になってもらう
【消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法】より、「自分の最良なもの(最も大切なもの)」に「生贄」になってもらって嫉妬の電流を浴びないようにする。
まず、劣等感を感じている自分の姿を頭の中でイメージしてみると、真っ白い立方体の中に閉じ込められて、壁や床から無数の手が自分に伸びてきている様子が浮かんできます。
立方体の中にいる私は青ざめておろおろしているのですが、逃げ場がないので、手が自分に触れないようになるべく立方体の中心に縮こまっています。
そして、「誰かが足を引っ張っていないかな?」と足元を確認してみると、壁から出ている手よりも何倍もおおきくてがっしりした白い腕が私の足を強い力で掴んでいて「ひえ!」と思いました。
あくまで私の場合はですが、「大切なもの」と考えると分からなくなってきてしまいます…。
生贄にするぐらい大切なものってあったかなあ?と色々と部屋にある物を思い浮かべてみるのですが、どれもいまいちピンときません。
お金、本、服、高級な腕時計、アクセサリー…なくなったらショックだけど、果たして本当に「大切なもの」なのだろうか?
頭で考えれば考えるほどどれが最良のものが分からなくなってくるので、「一番大切なもの!」と唱えてパッと出てきたものを探ります。
すると、高級ランジェリーが浮かんでくるのです。
いやいやいや…と思って再度「一番大切なもの!」と唱えてパッと出てくるものを確認してみるのですが、何度やっても高級ランジェリーが出てきます。
私、実はブラジャーをつけるのが苦手なんです。
頭痛や肩凝りがひどくなるので出来ればつけたくないと思って、ブラキャミなどで過ごしていました。
そんなある日、専門学校時代の友人(aikoが大好き)が「下着だけは高級なものをつけたい」と言っていたのを思い出し、30歳を過ぎて初めて自分のバストサイズを測ってもらったんです。
自分では、AとかBカップだと思っていました。
だけど、きちんと測ってもらうとDカップだったんです。
それからしばらくはちゃんとブラをつけていたのですが、また数年つけない時期がありました。
そして、この「最良なもの」のイメージを出した時に何度やっても「高級ランジェリー」と出てくるので、久しぶりに以前とは違うランジェリーショップに行ってみました。
そこで初めてスリーサイズを測ってもらったりしたのですが、店員さん曰く「理想的なスリーサイズ」だそうで、そもそも測ってもらう前から「スタイル良いですね!ブラキャミは勿体ないですよ!」とめちゃくちゃ褒めてくださっていたのです。
(後から知ったのですが、たまたま関西に来ていた関東のすごい店員さんだったみたいです)
しかも、バストサイズがEカップになっていました。
(以前つけていたのは、育乳ブラだったので…)
Eカップならブラちゃんとつけないとね…、とさすがに思いました…。
私の母はテレビに出たり、なんとか小町に選ばれるぐらい美人なのに、私と妹は一切母親の家系の美形遺伝子を受け継ぐことができませんでした。
二重の方が優性遺伝なはずなのに、私も妹も一重なんですよ。
妹は「一重の方がレア」とか言っていて納得しているみたいなのですが、どうしても二重になりたかった私はアイプチで二重を手に入れました。
その他にも色々あって、インサイト・カウンセリングでまずはじめに治療していただいたのが身体醜形障害だと思っています。
要するに、嫉妬で醜い姿にされていたんですよね。
他の記事でも書いていたと思いますが、20代の頃はヘビースモーカーで、髪を梳かすのが苦手でした。
見かねたバイト先の主任に、「可愛いんだから、口臭と髪の毛をきれいにしてこよう」とバックヤードで優しく諭されたぐらいです。
さらに、彼氏には「化粧するなら、ちゃんと化粧して」と言われます。
自分では何が問題なのか全く分かっていませんでした。
いつも時間ギリギリに用意していたので、自分でもきれいに身なりを整えているつもりはなかったのですが、「そんなにダメなの…?」と他人から見た自分の姿をよく分かっていなかったのです。
だけど、FAP療法でカウンセリングに行くようになってから、鏡がまず見れるようになって、脱毛をしたりもして、醜い自分から少しずつ抜け出せるようになってきました。
そんなある日、久しぶりに会った母親に、「あんた、すっぴんで肌そんなにきれいなんやな」と言われました。
小学生の頃から顔面ニキビだらけで、何回皮膚科に連れていってもらっても治らなかったニキビ面が、いつの間にか治っていたのです。
今では、「肌きれいですね!何使ってるんですか?」と聞かれることが多くなりました。
生贄の話から脱線してしまいましたが、つまり私が嫉妬でやられてしまっていたのは、自分の女性性を隠して消していたから。
「最良のもの」のイメージを出して、改めてランジェリーを買いに行った後も、しばらく素敵な下着をつけることに抵抗がありました。
特に仕事に行く際にはなるべく地味な恰好をするように心掛けていたので、「こんな素敵な下着をつけて洗濯をして、すぐに縮んじゃったら嫌だなあ」と思っていました。
でも、なぜかどんどん仕事が上手くいかなくなっていって、落ち込む日が増えてきました。
嫉妬が原因だと頭では分かっていたけれど万策つきてしまって、「もうダメだ!」とどん底の時についに「最良の下着」をつけて仕事に行ってみました。
すると、今まで怖かった相手が急ににこやかに話してくれるようになったり、仕事のミスも減ったりしたのです。
何よりも、それまでは仕事相手に会う前に心臓が飛び出そうなぐらい緊張していたのに、「最良のもの」を身に着けていると「んん?緊張したくても出来ないぞ!」という状態になったのです。
それからはもう観念して、どこで何をするにも地味な恰好をしないように決めました。
だって、嫉妬されて苦しむのは、もう本当に嫌。心底こりごり。
自分を下げるとやられるって、こういうことなんだなあと思ったと同時に、自分はナチュラルに本来の自分を出さないようにしてたのかと気づきました。
本来の自分を出したら相手を不快な気分にさせると思っていたけれど、本来の自分の良さをきちんと活かした方が、相手にも優しいことなのかもしれません。
きっと下手に出た私を攻撃してしまう相手も、無自覚にやってしまっていると思うので、相手をモンスターにさせないためにも大切なことなんだなあと思います。
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