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私の怒りは他人の怒りを使って怒って麻痺して快感を得ること!?

ひとりごと
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ここ数日「理想の自分」と呪いの暗示について書いていました。

『ミラーニューロンがあなたを救う』の本では、そこまで何度も出てくるワークではありませんが、私はこれが結構好きだったりします。

たとえば、日常生活の中のほんの些細だと思われる出来事でも「理想の自分だったら、どうするだろう?」と考える時に、そこに「リスペクト」が生まれると思います。

「リスペクト」が生まれると自分へのダメ出しが減ったり、他者への攻撃心が減ったりするかもしれません。
なぜなら、自分の中のダメ出しスイッチをオフにして、代わりに出てくるのが「尊敬」という「自分も他者も大事にしよう」という「異文化への理解」だったりするのでしょう。

理解して、そのまま受け取る必要はなくて、ただ単に「知る」ということが大切なんだと思います。
ただ「気づく」のが大事なことなのと同じで、「理解しようと!」と努力しなくても「あ、そういうことなんだ」と知るだけで自分の中の固着した何かが取れていく。

「人を尊敬できない」メカニズムは、この『ミラーニューロンがあなたを救う』の本に書かれているのですが、理由の一つに「怒りで酔っている」という表現が出てきます。

「怒りで酔わされて、人を尊敬できなくなる」と。
酔っていると、気持ちいい~ですからね。
だからよ酔いたくて、怒りを求めてしまっているかもしれない。
そんなことを思うと、ちょっと面白いのかもしれません。

そこで私は「すぐに怒ってしまう自分」を改善したくて、「理想の自分」をイメージしてみます。

「理想の自分」は、「怒る時は自分や他人が理不尽なことをされた時だけであって、普段は自分のことも他人のことも尊重できる」人物です。
すなわち、表面的な物事だけを見てすぐにカッとするのではなく、「相手にもきっと何か事情があるんだろう」と心の余裕を持って、自分の外側のことをまず理解しようとする姿勢を見せられる人物が「理想の自分」です。

その「理想の自分」が朝起きて一番にするとこは?と考えた時に、「起きてすぐに“今日の予定”をシミレーションする」です。

「今日は〇〇さんに連絡をしないと」とか「あの人は大丈夫だっただろうか」と考えながら頭の中で今日の予定を組み立てて、なおかつ自分の時間を大事にできる人。

これが私の「快」だとしたら、その裏にある「呪いの暗示」は「人の気持ちを考えず、毎日陰鬱とした気持ちを背負っているのは孤独だから」だと出てきます。

そう、私の怒りの裏にあった感情は「孤独感」だったのです。

だけど、「怒りは誰かから伝わってきたもの」であり「感情は幻想」だとしたら、これは私のオリジナルの孤独感ではない。
誰かの孤独感を自分のものにしてしまっていて、それで苦しさから逃れられなくなっていたのです。

もし、自分の怒りや孤独感だったら、時間の経過とともに落ち着いてきます。
でも、いくら時間が経っても解消されない怒りや、逆に強まっていく孤独感は「入れられたもの」「他人の感情」と考えた時に、「あ、自分は寂しいから人のものを自分のものにしようとしていたのか!」と気づきます。
(ここらへんを詳しく解説されているのが『チクチク・いやみ・理不尽と感じる「ほんのひと言」に傷つかなくなる本』です)

人の感情を自分のものにすることで「一体感を得ている」と安心を得ようとしていたけれど、ただ単に人の苦しみまで請け負ってしまっているお人好しになってしまっていたんです。

なので、人からの怒りや孤独感を背負ってしまって解消できないまま、自分と他人をいっしょくたにしてしまっているから、他人の事情を想像できない。

それゆえに、自分の常識で判断してしまって「なんであの人は!」と怒っていまうけれど、いざ話を聞いてみたら自分が想像していたこととは全く違うことが起こっていて、私の早とちりで怒りをぶちまけてしまった…となってしまうのです。

「私は私、他人は他人」ときちんと線引きが出来ていれば、いろんな可能性を想像できるかもしれないと思うのです。

一辺倒でひとりよがりな「自分の常識」の範囲内での考えに固執してしまうのは、「他人と自分は一緒」とどこかで思ってしまっているから。

「誰かをリスペクトしよう!」と思った時に、「誰かと自分は一緒」と思っていると、そりゃあリスペクトできないよね…と気づきます。
だって、自分のことをリスペクト出来ていないのに、自分と同じと思っている他人をリスペクトできないじゃん!と思うのです。

だから、無理やりに自分と他人は違うと思う必要はないのですが、そこに「あ、私とは違うんだな」という「知る」ということを少しでも思い出すと、自分と他人を切り離せるのではないか?と考えるのです。

『エンプティ・チェア』の技法を使って相手に問いかけるように、「もう!〇〇なんだから!」と決めつけずにとりあえず相手に質問してみる。

そうすると自分が想像していたこととは違う、面白い答が相手から返ってくるかもしれない。

もし、そうなら「他人を知りたいな」と思って興味が広がり、もっともっと広い世界の中で自分を活かしていくチャンスも巡ってくるのかもしれません。

 

本日のメタファー:言霊、神社

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心に「今日のメタファーは話のどこに繋がる?」と聞いてみたところ、「言霊は呪いの暗示を解く方法、神社はあなたが心の拠り所にしている場所から抜け出すこと」と言っていました。

うーん、なんとも奥深い。

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