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破壊して作り直しても、結局は自分。

ひとりごと
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私は日頃「なんて時間が過ぎるのが早いんだ!」と絶望したりしなかったり。

昔は、「在宅の仕事になったら、何でもできる!」と思っていたけれど、人が毎日できる作業には限界があるんですよね。

まず、私は「自分が休憩する時間」というのを考慮に入れず考えていて、だから「ご飯を食べたらすぐに働ける!」と思っていたし、なるべくムダをカットした予定をいつも立てていました。

だけど、予定にはもちろん誤算はあるし、計画通りに進まないことの方が多いです。

人生、自分が思った通りに全て進んだら良いけれど、人の心を変えるのがなかなか難しいように、自分の立てた計画もなかなか自分が思った通り完璧に進められません。

自分がもしもロボットだったなら、立てた計画を寸分違わずにこなしていけるかもしれないけれど、でも、ロボットや機械だってエラーでバグるし、電波が悪いと繋がらないし、グルグル回線が止まったままになったります。

そんな機械にイライラするけれど、見えないだけどきっと人間も同じなんです。

人間も、何か予期せぬことが起きたときとかに自分の中にエラーを起こして、「グルグルグルグル…再起動した方が良いのかな?」みたいな事態になるでしょう。

私は何かトラブルが起こった時にいつも大体強制終了して再起動していたのですが、(人間の生活で例えるならば、無理やりにでも眠って頭をリセットすること)再起動しなくても解決したりします。

そう、せっかちだからすぐに「これはダメだ!」と思って「はい次!」みたいな感じにしちゃうけれど、ちょっと待ってたら上手くいくこともあるし、違う方法があったりします。

だけど、私はずっと強制終了のやり方しか知らなかったから、「ダメならリセット!」って極端に考えてしまっていたんですね。

これ、実は私のトラウマの1つだったんですよ。

私、過去に3回、パソコンの大事なデータを消去して「ギャー!」ということになりました。

この「大事なデータを消去してしまう」って、「自分の経験が上書き保存されない」トラウマだったんですよね。

何度も同じ失敗を繰り返してしまって「ウギャー!」と振り出しに戻るのは、まさかの母親の過保護さが原因でした。

母親が私に「大人になって羽ばたかれたら寂しいから」という理由だけで、私の積み上げた経験はいつもバベルの塔のように破壊されていたのです。

以前にも書いていたかもしれませんが、うちの母親は何でも捨てます。

サボりがちだった専門学校で、ようやく作曲をたくさんするようになって友達に「いいやん!これ、なつこが作ったの?」と言われ始めた頃、作曲したデータを保存していたMOを捨てられました。
(母親はMOの中身を知らずに捨てましたが)

小学校や保育園の頃には、私が作った折り紙などの作品が透明のゴミ袋に入っているのを発見して「あーあ…」という気持ちに何度もなりました。

私の経験は、母親にとってはどうでも良いこと以下なのかもしれない…という孤独と絶望感があったから、私は何か上手くいくたびに自分で自分の経験を破壊するようになったのかもしれません。

それは一言で言ったら「心の余裕がないだけ」なのかもしれないけれど、なぜ物事が上手くいくのを待てずに破壊してしまうのかというと「私は上手くいかないことを知っているから!」だと思います。

上手くいかないことが自分の中の当たり前の事実としてあるから、ちょっとでも上手くいかないことに出くわすと「さあ!破壊して1からやり直そう!」と極端に考えてしまうのかもしれません。

人間関係も同じですよね。

ちょっと失敗したら「終わった…」と思うけれど、人間関係には可塑性があります。

つまり、人間関係っていうのは、互いに失敗を繰り返し学びながら距離を縮めていくもの、互いを理解していくものなのに、私は1つの失敗で「はい!嫌われた―!」と思い込んで、自らから破壊しに行きます。

ぶっ壊すと、なんとなく清々しい気分になりますよね。

ぶっ壊して0になって清々しい気持ちで「さあ、また1からやり直そう!」とする快感が、そこにはあるのかもしれません。

その心は、「生まれ変わって、今度こそ完璧な状態で1からやり直したい!」なのかもしれませんが、死んでいないので以前の自分のままです。

以前の自分のままの自分を「私は生まれ変わった!」と思い込もうとするけれど、実際何も変わっていないから、同じようにドカーン!とぶち壊すことになってしまう。

だけど、それは母親の呪いだったんですよね。

 

本日のメタファー:鎧と兜、戦

(追記)
マジで人生「何回生まれ変わるねん!」っていうぐらい、「今度こそは!」を繰り返してきましたね。
そう思う時って、実際あんまり生まれ変われていないので、無意識に委ねるのがオススメです。

 

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