それで、私はお医者さんではないので、まず身体症状が出たらお医者さまに掛かってほしいのですが、転換性の症状として「怒りが身体症状に出る」場合があります。
たとえば、頭が痛くなったり腰が痛くなったり、怒りを抑圧するとそういった体の“痛み”として身体症状に表れてくるんですね。
検査しても問題が明らかにならない場合もあれば、私のように元々ヘルニアを発症してて、ストレスや怒りを感じるとヘルニアの腰の痛みも激痛になってくる、というような出方です。
それが、本当に不思議なのですが、FAP療法を使って治療をすると「あれ?さっきまであった腰の痛みがなくなった!」となるのです。
自分ではまさか怒りから腰が痛い!などとは一切考えもしなかったので、腰の痛みが消えたことで「あ、あれは私の怒りだったんだ」と気づくことができるのです。
だから、どこかしら体の不具合があった時に、もちろんどこか本当に体が悪い場合もありますが、「それってもしかして怒りを我慢しているから身体症状に出ているのでは?」ということを考えたりするのです。
だけど、そんなふうに分かってはいるんだけれど、いざ自分がそのストレス場面に遭遇した時に瞬時に「あ!これは今、私は怒りを抑圧しているぞー!」と気づくかというと、やっぱり大抵の場合、気づくことができないんですよね。
もしかしたら、それはそこに“心の痛み”が伴っていて、触れると痛いからあえて触れずに身体症状のせいにしたりするのかもしれません。
だって、誰かを責めるより自分のせいにしていた方が、楽だったりするから。
人に怒りを向けるのが苦手な人は、やっぱり自分に怒りが向きがちなのかもしれないけれど、自分に怒っていても問題は何も解決しないから、自分にダメ出しをして怒れば怒るほど、どんどん症状が悪化していくのです。
私は今、改めて大嶋信頼先生の『片づけられない自分がいますぐ変わる本』を読んでいます。
この本によると、まず最初の章では、片づけられないのは脳の発作や脳のネットワークの問題、ということが出てきています。
右脳と左脳のバランスが崩れていると優先順位が決められず、片付けを始めようとしても「お、このゲーム面白そう」と興味が片づけではなく「今、目の前にあるゲームを楽しむこと!」に変わってしまうんです。
(本の中では違う表現で解説されています。私の場合なら、のお話ですね)
この本は最終的に「心の傷(トラウマ)があるから物を片付けれらない」というお話になっていきます。
そう、物を片付ける時に、物には記憶が条件づけられているので、その記憶が痛いものであればあるほど「触れるのが怖い!」となるから触れられずに、どんどんゴミが蓄積していってしまうんですね。
だから、心の傷を癒すことで「片づけよう!」と気合を入れたり、自分を無理に奮い立たせようとしなくても、自然と自分が「心地よい~!」という環境を作れるようになっていくんです。
あなたにとって、今、居心地が良い場所というのはありますか?
もし、ない方がいれば、自分が「安心できる場所」というのを脳内に思い浮かべてみてください。
その思い浮かべた「安心できる場所」というのは、もしかしたら本来あなたが求めていた場所であり、自分らしく生きていくヒントになるのかもしれませんね。
だから、体に何か症状が出てしまって苦しい時に「私の心地よい場所~」と思い返してみると、その症状が和らいだりする時はきっと、あなたが無理をして自分を奮い立たせようとしていたり、自分への怒りが止まらなくなってしまっている時なのかもしれませんね。
体からのサインには、あなたの本音が表れているのかもしれません。
体のサインに注目することで、いち早く今のあなたの現状を把握できるのかもしれませんね。
どうか自分を責めずに、そして自分自身のあるがままを自分が一番に受け入れてあげてください。
遺伝子コードの効果一覧(随時更新)
コメント